今回は世界中の投資家が使っている「移動平均線(いどうへいきんせん)」について!
トレンド系インジケーターの代表格であり、多くの投資家が使っているインジケーターです。
この移動平均線、見るべきポイントってのは大きく分ければ❝3つ❞だけです!
「移動平均線ってよくわからない!」
「ネットで調べたけど意味が分からない・・・」
「どこを見ていけばいいの?」
ってあなたは、この記事でサクッと「移動平均線」について覚えていきましょー( ´∀`)bグッ!
移動平均線とは?
まず最初にサラッと「移動平均線」について説明を。
移動平均線(いどうへいきんせん)、別名・・・
「Moving Average(ムービングアベレージ)」
頭文字をとって移動平均線のことを「MA(エムエー)」とか言ったりします。
で、この移動平均線とは一言でいうと・・
一定の期間の価格の平均を線にしたもの
です。
一定期間の終値(おわりね)を結んだ線が移動平均線。
まぁむずかしく考えずに、指定した期間の値段の平均ってことです!(^^)!
相場は上がったり下がったりを繰り返していますよね?
その上がったり下がったりしている値段の平均を線であらわしたのが「移動平均線」なんです!
指定した期間が20日間なら20日間の平均、100日なら100日の平均が表示されます。
移動平均線のポイントその1・トレンドの判断
ではここから具体的に移動平均線のポイントを話していきます。
まず「移動平均線」といったら・・・
トレンドの把握!!
トレンドの強さ・勢い・方向性
これらを把握するするのが「移動平均線!」
トレンドの強さの判断
移動平均線を使ってトレンドの強さを判断するときに注目するのは・・・
移動平均線の傾き(かたむき)です!
トレンドの強さが強ければ強いほど、移動平均線の角度は急になります。
- ↗斜め上右上りに急激に移動̚平均線が傾けば、上昇の勢いが強く
- ↘右下がりに急激に傾いていれば、下落の勢いが強い
ということになります。
トレンドの勢いの判断
トレンドの勢いを判断するときに注目するのは・・・
移動平均線とロウソク足の乖離(かいり)です!
というのも移動平均線は直近の値動きに対しての反応は遅いんですね。
急激な値動きに対してはロウソク足の動きについていけないんです。
トレンドの勢いが強ければ強いほど、移動平均線を引き離すように価格がのびていくんですね。
移動平均線とロウソク足がどれだけ離れているか?
ってのが乖離率(かいりりつ)
勢いの強さを判断するときにはこの乖離(かいり)を見ていくといいです。
トレンドの方向性の判断
トレンドには方向性があります。
単純に、買いが優勢か?売りが優勢か?ってことですね。
このどちらの方向にトレンドが出ているかの判断にも移動平均線は使えます。
移動平均線は、一定の期間の価格の平均です。
つまり、
- 一定の期間で価格が上がっていれば移動平均線は上がり
- 一定期間で価格が下がっていれば移動平均線も下がる
というわけ。
単純に、
移動平均線が上がってれば直近の価格が上がっているから「アップトレンド」
反対に、移動平均線が下がっていれば直近の値動きが下がっているため「ダウントレンド」
と判断できるんです。
[chat face=”2803023_1up.png” name=”よくたろう” align=”left”]じゃぁ移動平均線が横ばいのときは?[/chat]
[chat face=”2803023_2up.png” name=”わたなべ” align=”right”]この場合は方向性のない相場、つまり「レンジ」と判断できるね。[/chat]
[aside type=”boader”]
- 移動平均線が上がっている=上昇トレンド
- 移動平均線が下がっている=下降トレンド
- 移動平均線が横ばい=レンジ
[/aside]
という感じで相場の方向性を判断していくんですね。
ゴールデンクロスとデッドクロス
移動平均線には
[aside type=”boader”]
- 「ゴールデンクロス」
- 「デッドクロス」
[/aside]
と呼ばれるシグナルがあります。
売買のサインとして広く使われているサインですね。
複数の移動平均線、短期・中期・長期の移動平均線の交差(クロス)によって買いサインか売りサインかを見ていくわけです。
[box class=”yellow_box” title=”ゴールデンクロス”]「ゴールデンクロス」は買いのサイン。
短い時間軸の移動平均線が長いほうの移動平均線を上に抜け、クロスした状態のことを言います。
[/box]
[box class=”blue_box” title=”デッドクロス”]「デッドクロス」は売りのサイン。
短い時間軸の移動平均線が長い方の移動平均線を下に抜け、クロスした状態のことを言います。
[/box]
ただ、あくまで❝サイン❞です。
絶対にそう動くわけではないんですね。
根拠のうちの一つとして見ておいた方がいいです。
なぜかとゆーと・・・
❝ダマシ❞が多いんです。
[aside type=”normal”]ダマシとは?
売買サインが出たのに、それとは逆方向に相場が動いてしまうこと。
移動平均線で言えば、ゴールデンクロスしたのに下落する、などのパターンをダマシと言います。[/aside]
[chat face=”2803023_1up.png” name=”よくたろう” align=”left”]クロスしたと思ったらまた元通り・・・[/chat]
ってパターン、結構多いんですよね。
「ゴールデンクロス」「デッドクロス」だけでエントリーは根拠が薄すぎます。
なのであくまでサイン、根拠の一つとして考えておきましょう。
パーフェクトオーダー
もう一つ移動平均線にはシグナルがあります。
それが「パーフェクトオーダー」と呼ばれるもの。
これも複数の移動平均線の動きで❝サイン❞を見抜きます。
[box class=”pink_box” title=”パーフェクトオーダー”]短期・中期・長期の移動平均線が3本とも同じ方向に向いている状態です。
短期・中期・長期の価格の平均が同じ方向を向いているということは、相場自体がその方向に動いているということ。
つまりパーフェクトオーダーは・・・
完璧にトレンドが出ている状態なんです![/box]
この形が出るということは短期的なトレンドではないです。
というのも短期的なトレンドであれば短期の移動平均線だけが動き、中期・長期の移動平均線はそこまで動きが出ないんですね。
短期の移動平均線だけが動いている状態。
長期の移動平均線も短期も同じ方向を向いているということは相場環境が一目でわかりますよね。
つまり買い優勢か売り優勢かがパッと見で判断できる状態ということ。
「パーフェクトオーダー」が出ている状態こそエントリーできる最高のタイミングです。
そして一度出たトレンドは継続しやすいですからね。
テクニカル分析の基礎、「ダウ理論」には
「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する」
という定義があります。
一度出たトレンドは明確な転換シグナルが出るまでは継続する、という原理があるんですね。
つまり!
パーフェクトオーダーが出ている状態はダウ理論においてもベストな状況なんです。
移動平均線のポイントその2・抵抗帯の役割
移動平均線は抵抗帯として機能するときもあります。
移動平均線にそって下落していますね。
移動平均線が抵抗帯となって抜けず、タッチして下落という動きを繰り返してします。
ってことは意識されている❝抵抗帯❞と判断できます。
つまり、タッチして下落の動きを見せたところでエントリーするという戦略が立てられます。
が・・・しかーし!!
移動平均線が抵抗帯となっている場面では❝ダマシ❞も多いんです!
というのも移動平均線の設定期間は投資家によって違うんです。
20日間の平均を表示させている投資家もいれば75日などの平均を表示させている投資家もいる。
100日や200日の移動平均線を表示させている投資家もいます。
長期の移動平均線ほど反発する可能性が高い、と言われていますが
「そこを意識する投資家がどれだけいるか?」
で変わってきます。
抵抗帯として見る場合は、
過去にどれぐらい意識されているか?
っていうのを見ていくのが大事。
過去に反発していればしているほど抵抗帯として市場に意識されている確率が高まりますからね。
過信は禁物ですが、目安として過去にどれだけ反発しているか?ってのは見ていきましょう。
移動平均線のポイントその3・移動平均線との乖離率(かいりりつ)
さて最後、3つ目のポイントとして注意すべきポイントがあります・・・
それが移動平均線とロウソク足の乖離率(かいりりつ)!
というのも、相場は
移動平均線とロウソク足が離れすぎていると、ロウソク足が引き寄せられるように移動平均線に向かう
という性質があるんですね。
相場は一方向に動き続けることは無いです。
値動きに勢いが出すぎた場合、いずれ必ずその勢いは無くなります。
[chat face=”2803023_1up.png” name=”よくたろう” align=”left”]移動平均線の角度も向きも問題なし!勢いも出てるからエントリーじゃ![/chat]
と、あせってエントリーすると・・・
[chat face=”2803023_1up.png” name=”よくたろう” align=”right”]エントリーした直後に逆行・・・[/chat]
ということになりかねないんです。
移動平均とロウソク足の乖離幅(かいりはば)がどれぐらいあるか?
っていうのも移動平均線で見るべき大事なポイント。
「乖離幅があれば相場の勢いは強いけど、いずれロウソク足と移動平均線の幅は埋まる」
という法則は覚えておきましょう!
[chat face=”2803023_1up.png” name=”よくたろう” align=”left”]乗り遅れたー![/chat]
とか思っちゃったら・・・
一度様子見しときましょう!
あせらなくてもまた必ずチャンスはきますからね(*´з`)
まとめ
移動平均線は奥深いインジケーターです。
移動平均線について書かれた分厚い本があるぐらいですからね。
でーすーが!
あまりむずかしく考えないようにしましょう(*´▽`*)
シンプルに
[aside type=”boader”]
- トレンドの強さ・勢い
- トレンドの方向性
[/aside]
っていうのを見ていけばいいです( ´∀`)bグッ!
分かりやすくトレンドが出ていた時に
- 抵抗帯として機能しているか?
- 移動平均線とロウソク足の乖離(かいり)は?
とかの細かいところを見ていけばオーケー!
世界中の投資家達が使っているということは、それだけ優秀なインジケーターでもあるということ。
移動平均線の特徴と見るべきポイントを抑えてトレードに役立ててみてくださいね~(/・ω・)/
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