FXの増し玉とは?トレンドフォローと買い増し戦略

当ページのリンクには広告が含まれています。

FX取引の中で❝増し玉❞という戦略を知っていますか?

「ピラミッティング」「買い増し・売り増し」とかっても言われます。

増し玉とは、簡単に言えば

【相場が自分の思惑通りに動いたら追加でポジションを取る】

戦略です。

トレンドが続く限り新規でエントリーし、ポジションを増やしていくやり方。

もちろん大きすぎるlot数は暴落や暴騰の際に資金を吹っ飛ばしてしまうリスクがありますが、上手く使えば大きなリターンを得られます。

今回はトレーンドフォローで強力な武器になる「増し玉」の使い方とリスクについて解説です!

目次

増し玉とは?


増し玉とはポジションを積み増していくことです。

段階的にポジションを増やしていく戦略。

[aside type=”normal”]例えば新規で1lotの買いポジションを持ったとしましょう。

するとしばらくして思惑通り相場が価格を上げ始めました。

まだまだ価格が上がりそうですし、支持線にそって価格が上昇しています。

なので押し目を待ってさらに1lotポジションを追加します。

これが「増し玉」[/aside]

増し玉には色々なやり方があり

  • 3lotで最初にエントリーし、次のエントリーは2lot、次は1lotと徐々にlot数を減らしながら増し玉していく「ピラミッティング型」
  • 1lotで最初にエントリーし、次のエントリーは2lot、次は3lotと徐々にlot数を増やしながら増し玉していく「逆ピラミッティング型」
  • 1lotで最初にエントリーし、次のエントリーも1lot、次も1lotとlot数固定で増し玉していく「長方形型」

とあります。

増し玉を使うトレーダーによってやり方は様々ですが、主にこの3つが増し玉の基本パターン。

暴落・暴騰のリスクはある


増し玉は段階的にポジションを増やしていきますから、トレンドが伸びれば伸びる分だけ利益が膨らみ続けます。

基本的に増し玉は損切り位置をずらしながらポジションを買い増ししていきます。

なのでストップで損切りしてくれれば利益を守りつつ損失は許容範囲でコントロールできます。

ですが予期せぬニュースで暴落・暴騰した際にストップが間に合わず大幅なマイナスになることは十分考えられます。

業者がストップ注文を執行できないほどの急激な値動きが起きた場合ですね。

とくに含み益が出れば、証拠金維持率も上がり大きなポジションを持つことが出来てしまいますから。

残念ながらこれを防ぐ方法はありません。

大きなリターンを得る可能性があるので同じくらいのリスクは付き物です。

投資ですからね。

お金を得るだけでなく失う可能性もあるわけです。

ですが、リスクを許容できる場合であれば「増し玉」かなり有効な戦略です。

僕の場合、強力なトレンドが出ている場合であればトレーリングストップを使いながら増し玉していきます。

もちろんリスクは受け入れて、ですが。

[kanren postid=”3995″]

[kanren postid=”4188″]

増し玉を使ったトレード解説


ここから実際に増し玉を使ったトレードを解説していきます。

通貨ペアは「豪ドル円」

指値注文を入れ、急落の動きに合わせて

  • トレーリングストップ
  • 増し玉

を使い利を伸ばします。

豪ドル円1時間足

下降トレンドですね。

移動平均線を抵抗線に下落しています。

ADXもトレンドを示していますね。

ここで指値注文を前回安値をブレイクしたところに入れます。

[aside type=”normal”]指値注文とは?

あらかじめエントリーする価格を指定して注文する注文方法。

簡単に言えば予約注文のこと。[/aside]

しばらくしてチャートを見てみると・・・

指値注文が通り、そのあと急落していますね。

前回安値をブレイクしたことでかなり勢いが出ています。

本来は1時間足の最安値付近で決済しようと思っていましたが、思った以上に下落の勢いが強いのでこのまま保有することにします。

豪ドル円日足

日足で見ても目立った抵抗線がありません。

なのでこのまま下落する可能性が高いと判断しトレールして利を伸ばしていきます。

ここでポジションの半分を決済。

損切り位置を建値(エントリー位置)まで動かし、リスクをゼロにします。

抵抗線まで戻したところで増し玉エントリー!

しばらくしてまたチャートを見てみると・・・

豪ドル円1時間足

移動平均線が抵抗線となり、下降トレンド継続中です。

移動平均線まで価格を戻したので、戻り売りのチャンスですね。

ここで前回安値をブレイクしたタイミングで増し玉!

ここでも指値注文を使います。

仮に安値をブレイクしなかったら注文は通りませんからね。

増し玉にリスクは付き物ですから、安値をブレイクし下落の勢いが出るまではエントリーはしません。

しばらくして見てみると・・・

指値注文が通った後、急落していますね。

かなり強い下降トレンドです。

このタイミングで損切りをさらに移動させます。

最初のポジション、増し玉したポジション共に損切りを移動させます。

2回目に取ったポジションの位置まで2つのポジションを移動させ、この時点でリスクはゼロになりましたね。

あとは利を伸ばすだけです。

なんですが、基本的に僕は週を持ち越してポジションは持たないです。

理由は市場が閉まっているため、予期せぬニュースでの値動きに影響を受けたくないんです。

なのでまだまだ伸びそうですが、ここで決済。

下降トレンド継続中の動きですが、予期せぬ値動きに遭うリスクは常にあります。

それにチャンスはまた必ず来ますからね。

ってことで増し玉したポジションも含め、全決済しトレード終了です。

まとめ


「増し玉」は強いトレンドが出ている時にはかなりの威力を発揮します。

単純に保有ポジションを増やしていきますから、トレンドが出ている限り利益が雪だるま式に増えていきます。

ですが、もちろんそれにともなってリスクも大きくなります。

トレーリングストップを使って損切り位置をコントロールは出来ますが、予期せぬニュースで業者がストップ注文を執行できないレベルの値動きには対応できません。

そうなってしまうと保有しているポジションサイズによって資金は無くなります。

FXはポジションにレバレッジがかかっていますからね・・・。

最悪❝追証❞請求って事態もあります。

なので週の持ち越しはするべきではないですし、慎重に行くべきです。

増し玉するポジションの大きさも考慮する必要があります。

例えば資金の1%づつ増し玉していき、最大でも資金の3%や5%までのポジションサイズにする・・・

とかですね。

これはどれだけのリスクを許容できるか、によります。

増し玉は強力ですが、それにともなってリスクは上がる、ということは覚えておきましょう!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • こんばんは!
    うーん、上手く利益を伸ばせるのと、そうでないのとでは長期的に見て、物凄い差になりそうですね。

    練習が必要だと思いますが、こういうスマートな感じのトレードやってみたいです(笑)

    • shinjiさん

      コメントありがとうございます!

      増し玉は強力な反面、リスクも当然上がります。
      ここぞという場面でだけ使い、あとは細かい利幅を狙っていく方がいいですね。

      すべてのトレードが上手くいくわけではありませんから・・・。

      またのコメントお待ちしております!

コメントする

目次