今回は「ブレイクアウト」には付き物の❝ダマシ❞を回避する方法!
ラインブレイクやレンジブレイクなど、ブレイクアウトを狙う手法は大きな利益を狙える反面、ダマシが付き物・・・。
[chat face=”2803023_1up.png” name=”よくたろう” align=”left”]ブレイクしたと思ったのにまたレンジ内の値動きに戻った・・・[/chat]
ってのは誰にでもある経験ですよね~。
しかーし!
相場の原則を理解すればそんなダマシにあう確率を下げることが出来るんです!
[chat face=”2803023_1up.png” name=”よくたろう” align=”left”]ブレイクのダマシにあってばかり・・・[/chat]
って人は焦りすぎが原因かも・・・?
それではご覧ください!
ブレイクアウトのダマシとは?
ブレイクアウトは大きな利益を狙える場面。
ただ・・・もちろんそれはみんなが思っていること。
ダマシはもちろんあります。
ダマシとは?
シグナルや反転のサインが出た後に、それとはまったく逆方向に値が動くこと!
ブレイクアウト手法にはこのダマシは付き物。
⇩⇩⇩
ブレイクアウトしても一時的なもので、また元の価格レンジまで戻ってしまうことから❝ブレイクのダマシ❞と表現します。
ブレイクのダマシが起きる理由
基本的に、ブレイクされる前の抵抗線や支持線は市場に意識されています。
何度も何度も反発をくり返し、超えようとしても超えることが出来なかった価格帯ですからね。
ブレイクアウトはこの❝壁❞を超えた勢いを利用する手法。
ですが・・・FXにはどんな時でも買う人と売る人が存在します。
レンジ相場はこの2つの勢力の力が拮抗しているため起こります。
レンジ相場
このバランスが崩れたところを狙うんですが・・・
価格が抵抗線・支持線を超えたところで全てのトレーダーがブレイク方向にエントリーするか?
というと、そうではありません!
力関係が拮抗している相場環境では買っているトレーダーもいれば売っているトレーダーもいます。
レンジ相場から買い方向にブレイクした相場環境を例に説明していきます。
基本的にはブレイクアウト後は
- 売っているトレーダーが抵抗線を抜けたことによる損切り決済
- 様子見しているトレーダーの新規の買い
これらが重なり、ブレイクアウト後は価格がのびます。
一気に買い注文が集まるということですからね。
しかし、そう簡単ではないのが為替市場。
すべてのトレーダーが抵抗線を抜けたからといって決済するわけではないですし、逆張りを狙うトレーダーもいるわけです。
そしてブレイクの勢いはいつまでも続くわけではありません。
いずれ必ず失速します。
これは
- ブレイクの勢いだけを短期的に狙うトレーダー
- 逆張りトレーダー
の存在。
これらの勢力がブレイクのいきおいに勝った時、相場は下がり始めます。
そしてもう一つが莫大な資金を動かす投資家の存在。
彼らは一般トレーダーの心理を読むことに特化しています。
長い間、横ばいの相場が続くと必然的に様子見トレーダーが増えることで市場に❝パワー❞がたまっていきます。
たまったパワーを溜めきれなくなると、ブレイクという形でチャートにあらわれます。
長い間横ばい相場に耐えきれなくなったトレーダーがブレイクをきっかけに注文を入れ始めるため、価格にも勢いがつきます。
なんですが・・・
そのブレイクで素直に買い方向にエントリーする投資家ばかりじゃないのが、弱肉強食のFXの世界・・・。
一般トレーダーがブレイク方向に売買したところで多額の資金を投入し、相場を急落させる投資家もいるんです。
価格が上がったところで、そこに大量の資金を投入し価格を引き下げるとどうなるかとゆーと・・・
買いで入ったトレーダーは相場が急落したことを受け、ポジションを決済しだします。
ブレイクがダマシであったと判断する投資家は損失を抑えるため、損切りしだすんです。
買いの決済は売りですから、莫大な資金を投入し価格を引き下げたところでさらに一般トレーダーの売り注文で価格がさらに引き下がります。
こうすることで個人投資家のポジションを根こそぎかっさらっていくんです。
大口投資家の動きもブレイクアウトのダマシが起きる要因の一つなんです。
勢いがついた後の価格は必ず戻る!
市場は買われ続けることは無いし、売られ続けることもありません。
どこかで必ず調整の動きがあり、行き過ぎた相場は必ずどこかで戻ります。
買い勢力より売り勢力の力が勝った時、価格は元の水準に戻るんです。
これは相場の原理原則です。
大口投資家の注文でそうなる場合もありますし、市場全体の動きがそうなる場合もあります。
ブレイクアウトで大事なのは最初のブレイクではなく、この戻る動き!!
これが「ブレイクアウトのダマシ」を回避する方法なんです!
ブレイクのダマシを回避する方法
レンジブレイク後、最初のブレイクは勢いがつきやすく価格が大きく動きます。
ですが、それは一時のもので価格は必ず戻ります。
そう・・・必ずです。
戻った後の価格の動きがブレイクアウト戦略ではもっとも重要。
ではどこで本当のブレイクなのか?ダマシなのか?を判断するかを解説していきます。
抵抗線・支持線を抜けたあとの動きでブレイクを判断する
ブレイク後、価格は必ず戻りますが、この❝戻したあとの動き❞が大事。
判断する際の一つ目の目安はブレイクの起点となった価格帯で再度ブレイク方向に動くかどうか!
起点となった価格帯で再度ブレイク方向に動きを見せた場合、本当のブレイクである可能性が高まります。
これは市場心理が深く関係してきます。
ブレイク後、価格の戻しは必ずありますからエントリーせず様子見しているトレーダーももちろんいます。
彼らが見ているのは「これが本当のブレイクかどうか?」ということ。
一定の価格帯で何度も反発している価格は市場にとって非常に意識されます。
とくに中々超えなかった価格帯であればなおさら。
ブレイク後は買い派と売り派の攻防がありますから、一度ブレイクしても
[chat face=”817-1.png” name=”トレーダーA” align=”left”]一時的な値動きのちゃぶつきだな![/chat]
と判断するトレーダーもいれば
[chat face=”817-1.png” name=”トレーダーB” align=”right”]もういい加減ブレイクするっしょ![/chat]
というトレーダーまでいるわけです。
この買い派と売り派の攻防の起点となっているのがブレイクの起点となった高値と安値!
この近辺で激しい売買が行われ、買い派が勝てばブレイクポイントで上昇し始めます。
この動きで売り派が負けを認めれば売りの決済=買い、となりブレイク方向に価格が動き出すんです。
ブレイクの起点となった価格で再度上昇(下降)した場合、ブレイク方向に優位性が出てくるわけです。
反対にブレイクポイントで売り派が勝った場合はどうなるでしょう?
こうなると、先ほどの逆。
ブレイクを期待して買っていたトレーダーが負けを認め始めます。
[chat face=”817-1.png” name=”トレーダー” align=”left”]ダマシか・・・[/chat]
と判断したトレーダーは、買いを決済=売りますから価格は下落、元の水準に戻っていくんです。
ブレイクの起点となった価格を抜け、元の水準に戻った場合は❝ブレイクのダマシ❞の可能性が高まるんです。
ブレイクのダマシ回避のまとめ
ブレイクアウトは大きな利益を狙える反面、ダマシのリスクがつきもの。
「ブレイクが本当のブレイクなのか?それともダマシなのか?」
これらを見抜くもっとも確実な方法はブレイク後の値動きです。
- ブレイク後、ブレイクの起点となった価格で再度上昇(下降)した場合、本当のブレイクの可能性が高まる。
- 反対にブレイクの起点となった価格を抜け、元の水準に戻った場合は❝ブレイクのダマシ❞の可能性が高まる。
両方に共通していることは・・・・
絶対にあせらないこと!
ブレイク後の価格の戻しは必ずありますから、戻した後の価格の動きを確認できるまでは絶対にブレイクアウトを狙ってはいけません!
より優位性のあるトレードのためには市場全体の状況を把握できるまで、エントリーは控えるのがポイント。
相場には、行き過ぎた価格は必ずもどる、という原則があります。
ブレイクアウト後のいきおいの強い動きは、行き過ぎた価格なんです。
ブレイクアウト後の勢いがつきすぎたところでエントリーすれば高値で買ってしまったり、安値で売ってしまったり・・・。
かといって早すぎるブレイク判断は❝ダマシ❞に合う可能性が高いです。
相場はあせってトレードしてしまう人には決して振り向いてくれません。
ブレイク後の勢いのついた動きを黙ってみているのは確かにつらいです・・・。
ですが、それこそが市場のワナ!
あせってトレードするのを待待ちかまえているんです!
そして十分にポジションがたまったところで突如、キバを向きます。
ブレイク後の動きはすべて喰われ、そのあとまた思ったように動き出すんです。
[chat face=”2803023_1up.png” name=”よくたろう” align=”left”]ブレイクのダマシにあってばっかり・・・[/chat]
って人は
- 勢いが出たところであせってトレードしていないか?
- ブレイクすべてが本物と思っていないか?
- 相場状況をきちんと見れているか?
ってのを考えてみてくださいね!
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