スキマ時間だからこそ裁量トレードがいい!?僕が自動売買システムを使わない理由

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僕はどこにでもいる普通のサラリーマン。

残業、休出は当たり前にありますし家に帰れば幼い我が子がいるので自分だけの時間はそうそう取れません。

だからこそパソコン1台あればトレードできるFXに魅力を感じ取り組んでいるわけです。

ですがいくらパソコン台でトレードできるとは言っても”分析にかける時間”というものはどうしても必要になってきます。

その時間をできるだけなくすためにシンプルな手法を確立し、あまりチャートに張り付かなくてもいいようなトレードスタイルを作り上げました。

[chat face=”817-1.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none”]だったらほったらかしで運用できる自動売買ソフトを使えばいーじゃん![/chat]

となりますよね?

そこで!

今回は僕が自動売買ソフトではなく、なぜ裁量でのトレードにこだわっているのか?

なぜ裁量でのスキマ時間トレードを作り上げるに至ったのかを書いていきます。

自動売買は確かにメリットはあります。

ですがメリットしかないものなんてのは世の中には存在しません。

同じくらいデメリットもあるわけで。

このデメリットを受け入れることが出来るのであれば自動売買で運用するのもいいでしょう。

デメリットを受け入れることが出来ないのであれば正直、自動売買はどうかなと。

なんの知識もなく努力もしないでお金儲けできるなんて話はないですからね。

僕のようにスキマ時間しかないけど、資産運用していきたいな~と考えている人は今回の記事を読んでどちらの取引スタイルが自分に合っているのかをよく考えてみてくださいね。

目次

自動売買とは?


まず初めに”自動売買とは何なのか?”ということについて。

自動売買とは読んで字のごとく自動で取引してくれるシステムのことを言います。

自動売買のシステムにも色々あって

[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]FX会社が提供しているシステム

[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]有料で販売しているシステム

[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]AIによるアルゴリズムを使ったシステム

[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]特定のトレーダーが開発した自動売買プログラムのコピートレードシステム

などなど・・・

一口に自動売買と言っても様々あります。

大きなメリットとしては

“ほったらかしで運用できること!”

時間のない僕のようなサラリーマン、主婦の方などにはぴったりのシステムです。

システムが自動で取引してくれるのでトレード時の余計な感情が入らず取引してくれるのも大きなメリット。

人間、どうしてもお金がかかってくると冷静な判断が出来なくなってきますからね。

大きな損失を出す一番の原因は人の欲望にまみれた感情によるものです。

システムに任せておけば感情が入る余地はありませんからね。

文字通りルールに従って機械的に淡々とトレードしてくれるので勝てるロジックなら本当にほったらかしで資産が増えていきます。

と、良いこと尽くめのように見える自動売買ですが、もちろんデメリットもあるわけで・・・。

デメリットを説明する前に自動売買とは反対の裁量トレードについて話していこうと思います。

裁量トレードとは?


裁量トレードとは”自分で売買判断をするやり方”

エントリーのタイミング、決済、損切りのタイミングもすべて自分で判断していきます。

自分で売買判断をしてポジションをすべて自分で管理していかなければいけないのでどうしてもチャートに向かう時間が必要になってきます。

時間のない方にとっては大きなデメリットですね。
(だから僕は時間のない中でも出来るトレードスタイルを身に着けるまで苦労しました…)

そして何よりも取引に感情が入ってしまうこと!

自動売買はシステムにすべて任せて運用するので感情が入る余地がありません。

ですが裁量となると話は別。

相場分析、エントリー、決済まですべて自分で判断していかなければいけません。

これを機械的にすべてやれるかと言われたらできるでしょうか?

汗水たらして働いたお金を何の感情もなくトレードできるでしょうか?

ましてやお金がかかってくると人間、変わりますからね(笑)

機械のように淡々とトレードするのって想像以上にむずかしいです。

と、ここまで書いてきて思ったんですが・・・

「なんだ、自動売買の方がいいじゃねーか!」

と自分でも思ってしまいました・・・。

自動売買のいいところ、裁量トレードの悪いところばかりが目立ってしまいましたね。

で、ここからが本題!

いいところかりが際立つ自動売買ですが、もちろん欠点はあるんです。

自動売買のデメリット

完全放置というわけにはいかない


自動でトレードしてくれるというのが自動売買の大きなメリットではありますが、完全放置というわけにはいきません。

相場の動きは常に変化しています。

強力なトレンドが形成されている時もあれば、方向感のない相場の時もあります。

ボラティリティが異常に高まり、非常に荒い値動きを繰り返す時もあります。

そんな時でも自動売買はシステムに従って取引し続けます。

値動きが荒く、上げ下げが異常なサイクルで動く状況の時も、お構いなしにシグナルが出れば取引します。

リスクがあるような状況でトレードはしたくないですよね?

大統領選や要人の発言によって荒れだす時はトレードを控え、様子見したいときもあります。

そんな時でもトレードを繰り返してしまう自動売買は僕にとってリスクとしか見れませんでした。

まぁでもこれは自動売買システムを一旦停止すればいいだけなのでこればそこまでのデメリットではないかもしれませんね。

でも僕は「だったら裁量と変わらないじゃないか」と思ったんです。

それに僕みたいな家庭持ちにとっては決まった時間に作業することが出来ない時もありますしね。

そんな時に本来であれば取るべきではない場面でポジションをとってしまうと余計な損失になりかねません。

僕が自動売買に頼らない理由のひとつはこれです。

どちらにしろ管理しなければいけないのであれば最初から自分で管理したいと思ったからなんです。

自分のお金は自分で守るってことです。

自動売買のシステムを理解しなければいけない


自動売買は難しい知識は必要ないと思われがちです。

すべてシステムに任せるのだから初心者でも簡単に利益を上げられるだろうと。

・・・誰でも利益が上げられる?

とんでもない!!

世界中の人々が取引している為替市場で誰でも利益が出せる?

そんなわけないじゃないですか・・・。

ましてやFXはゼロサムゲーム。

勝った人の裏で負けている人は必ずいます。

勝った人の利益は負けた人の損失です。

全員が勝てるなんてのはあり得ないんです。

勝っている人はみんな血のにじむような努力をしています。

システムの概念も何も知らない素人が勝てるような世界ではありません。

[jin_icon_pencil color=”#e9546b” size=”18px”]運用する自動売買システムがどういった概念で取引するのか?

[jin_icon_pencil color=”#e9546b” size=”18px”]どういった状況でトレードするのか?

[jin_icon_pencil color=”#e9546b” size=”18px”]どうなったら決済するのか?

[jin_icon_pencil color=”#e9546b” size=”18px”]潜在的なリスクは?

[jin_icon_pencil color=”#e9546b” size=”18px”]どういった状況でうまく機能するのか?

これらをすべて理解して初めて利益を得られます。

システムのことを何も知らずに勝ち続けられるわけありません。

そして自動売買システムは臨機応変に相場に対応できません。

決められたアルゴリズムにしたがって機械的に売買を繰り返しますからね。

なのでリスク管理という点で見れば裁量よりもはるかに難しいんです。

システムの概念を理解していないと管理ができませんから。

自分で苦労して開発したトレード手法であれば、どういった状況でトレードすべきなのか、どういった時にはトレードしないべきなのかは完全に理解できています。

理解していないシステムに苦労して稼いだお金を預けるのは危険だと思いませんか?

僕は分からないものには投資したくありません。

僕のお金ですから。

自動売買システムをやるなら完全にシステムを理解してからにするべきなんです。

毎日相場を見ることで自分にしか分からないパターンが分かる


自動売買だと、ほとんどほったらかしでエントリーから決済まではシステムに任せることになります。

スキマ時間しか取れない人にとっては半自動で資産運用してくれますから魅力的ですよね。

裁量トレードの場合は毎日チャートをみて売買の判断はすべて自分でしていかなければいけません。

果たしてこれは本当にデメリットなんでしょうか?

僕はそうは思いません。

むしろ逆に大きなメリットに感じます。

だって毎日チャートを見ていれば自分にしか分からない”パターン”が見えてきますからね。

もちろん100%確実なパターンなんてありませんが、
「こうなったらこう動く傾向がある」っていうのが段々と分かってくるようになります。

これは人それぞれ違います。

つまり“自分だけにしか分からないパターン”なんです。

誰も気付いていないパターンが分かったらそれだけで有利になると思いませんか?

何もすべての動きをとらえる必要なんてないんです。

自分だけが気づいている優位性のある場面だけを確実にモノにしていけばいいんです。

すべての動きをとらえることなんて出来ませんから。

自分だけのパターンが見つかれば、あとはそのパターンの時だけトレードすればいいだけなのでスキマ時間で十分です。

それだけに集中していればいいですから。

自動売買だけに頼っていては絶対に分からないものですからね。

手数料が割高


自動売買は基本的に裁量トレードよりも手数料が割高です。

手数料がなくてもスプレッドが通常のトレードよりも広かったりします。

そして自動売買システムのほとんどは長期的なトレードではなく、短期的な売買を繰り返すものが多いです。

つまり手数料が多くかかってしまうんです。

1回1回のトレードではわずかな差ですが、短期的に売買を繰り返すシステムだと手数料の金額は馬鹿にできません。

手数料というコストに見合った損益率かどうかをしっかりと理解していないと、手数料で負けてしまうということになります。

短期的な売買を繰り返すシステムでは手数料は大きなデメリットなんです。

手数料の分を投資金額にあてた方が長期的に見れば成績が良かったりしますからね。

相場状況によっては大きなドローダウンを被る


自動売買はシステムが決められたアルゴリズムにしたがって機械的に売買を繰り返します。

感情が入らない分、完全に規律にそった取引をしてくれるので有利な反面、相場状況が変わっても決められたシステムで売買を繰り返します。

自動売買はトレンドに強いシステム、レンジ相場に強いシステムと様々あります。

例えば、トレンド相場に強いシステムを使っていて相場の状況が変わり、レンジ相場になったとしましょう。

トレンド相場では大きな利益を上げていたシステムでもレンジ相場になった途端、まったく勝てなくなるというのはよくあることです。

今の状況がトレンドなのかレンジなのかを判断するのは人です。

機械的なシステムではその判断は出来ません。

機械的に決められたアルゴリズムで売買を繰り返すだけです。

どんな状況でも利益を上げることのできるシステムなど存在しません。

臨機応変に対応できないんです。

自動売買に頼り切っていると、そういった相場状況の判断ができなくなります。

状況が変わった時に素早くシステムを停止できるかどうかは経験を積んだトレーダーの仕事。

自分自身の力をつけていかないとたとえ優秀なシステムだとしても宝の持ち腐れです。

活かすも殺すもシステムを使っているトレーダーの実力に依存します。

完全放置ができない以上、誰でも利益が出せるという言葉に踊らされているうちは利益は出せません。

大きなドローダウンを被ったとしてもシステムの性質を受け入れ、それに耐えることの出来る実力がないうちは自動売買には手を出すべきじゃないんです。

誰でも使えるもので誰でも利益出せるの?

そもそも世に出回っている自動売買システムって、誰でも使えますよね?

FX業者が無料で提供していいるものもあれば、誰かが開発した自動売買ソフトもある。

そしてそれらは望めば、誰でも使うことができます。

誰でもつかえるもので、誰でも勝てる?

そんな話あるでしょうか?

いやもちろんそれで利益を出している人もいますよ。

ただ、「誰でも」とか「簡単に」という代物ではありませんよね。

利益を出している人はそれなりに努力しています。

経験上ですが、なんの努力もなしに勝てるほど市場は甘くないんです。

そして誰でも簡単に、という代物でもありません。

だから僕は誰でも使えるものにエッジ(優位性)があるとは思えないんですよね。

リスクをどう受けとるかが大事


さてここまでスキマ時間しかない僕が自動売買システムを使わない理由を書いてきました。

自動売買自体が悪いわけじゃなく、それを使うトレーダーの実力が伴っていないと意味がないんです。

システムを完全に理解できないのであれば使うべきじゃないです。

自動売買、裁量トレードどちらもトレードである以上リスクはあります。

大きな負けを被るときだってあります。

その時にリスクをどれだけ受け入れることができるかという話なんです。

誰でも利益が出せるというシステムを使って負けたとしても、そのシステムを使っているのは自分です。

何も理解していないシステムに資産運用を任せた自分が悪いんです。

僕は何をやっているのか分からないシステムにお金を預けることはしたくありません。

誰でも勝てるシステムなんてあればみんなそれを使っているでしょう。

負けてシステムのせいにしているようじゃいつまで経っても勝てません。

自動売買でも裁量でもリスクはあります。

大事なのはリスクに対してどれだけ自分が理解できているか、そしてそれを受け入れているかです。

システムの概念を理解し、リスクを受け入れることが出来るのであれば自動売買は大きなメリットがあります。

ですが誰でも勝てるというような言葉に踊らされシステムがお金を生み出すシステムだと思っているうちは自分でトレードし、学んでいったほうが僕は良いと思います。

僕は色々と自分で調べて、自動売買と裁量を比べた時に自分でトレードしたほうがいいと考えました。

結局、人に勧められるだけじゃなくて自分で考えて取引していかないといつまで経っても勝てないですよって話です。

[chat face=”817-1.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none”]スキマ時間しかないから自動売買でトレードしたい[/chat]

と考えている人は自分が本当にそのシステムを理解していて、ドローダウンや負けが続いた時でもシステムに任せることが出来るかどうかを考えましょう。

リスクを受け入れることが出来るのであれば自動売買はいいと思います。

ただ、楽して金儲けできそう、と思っているのであればその考えは改めたほうがいいです。

スキマ時間しかないから裁量では勝てないなんてことはないですから。

自動売買でも裁量でもしっかりと学ばなければ勝てないってのは忘れないでくださいね。

以上、スキマ時間しかない僕が自動売買をやらない理由でした。

何かの参考になればと思います^^

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