今回の記事は支持線・抵抗線付近での決済タイミングについて。
このブログで散々言い続けてきたことですが、決済の目安は「支持線・抵抗線」です。
以前の記事でも「支持線・抵抗線」付近での決済について解説してきました。
そしてポジションを閉じるかどうか迷ったときに見るべきポイントについても解説しましたね。
で、今回の記事は以前の記事で書いた「N字否定の判断の仕方」について。
実際のトレードを例に、僕が
どういった動きで判断しているか?
っていうのを解説していきます。
参考にしてみてくださいね。
相場環境分析
今回例に上げるトレードは「ユーロドル」
[jin-img-waku]
[/jin-img-waku]
下降トレンドを形成していますね。
- 移動平均線は2本とも下向き
- 高値安値が切り下がり
- ±DMIも−DIが上
とトレンド形成の条件を満たしています。
ADXも上昇を始め、下降トレンドの勢いが増していることがわかります。
目線は売り。
売買タイミングですが、一旦価格は戻り再度下落していますよね。
価格が一旦戻ってから下がったということは下落の動きのほうが強いということ。
上昇の動きが続かなかった、ということですからね。
そしてローソク足もヒゲを上に伸ばしています。
[jin-img-waku]
[/jin-img-waku]
ローソク足がヒゲを伸ばす、ということは寄り付きからの上昇が続かず引けにかけて下落した、ということです。
日中で上昇したにも関わらず下落した、ということ。
これが意味することは市場は上昇の力よりも下落に偏っている、ということを意味します。
上昇の動きが続かなかったということですから。
ローソク足は値動きそのものを表しています。
値が動き、形を作るものですから「なぜその形になっているのか?」ってのを考えることが大事。
ローソク足だけでなくチャートパターンでもなんでもそうです。
人の売買によって形が作られるものはすべて意味があってその形を作られていますからね。
今回のユーロドルは下降トレンドを形成していますし、
- 一旦戻してからの下落
- ローソク足の形
- ADXの上昇
・・・とすべて仕掛けの条件を満たしています。
なので仕掛けはここ。
売りで入ります。
直近で支持線なってそうな価格帯もないので、市場の動きを見ながら決済のタイミングを見ていきます。
新たな支持線の形成
順当に価格は下落してきましたが、一旦動きが止められました。
[jin-img-waku]
[/jin-img-waku]
同一価格帯で止められているところを見ると、この価格帯が新たな支持線として市場に意識されている可能性は高そうです。
上の画像で言う黄色い線の部分。
この価格帯で何度も止められているのがわかるでしょうか?
下に下がっては上がり、上がっては下がり・・・という動きを繰り返していますよね。
ですが結局、この価格帯を超えることができていない。
これはこの価格帯に何らかの意味があると見ていいです。
下落が止められているということは
[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]ここでの反対売買の注文が入っている
[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]ここで保有ポジションを解消している
これらが考えられます。
ということは、ここが市場にとって何らかの意味がある価格帯だからこういった動きをしている、ということです。
こういった動きをした場合、僕はここでポジションを閉じます。
もちろん、この支持線を超えていく場合もあります。
ですが、支持線を超えれず、反転する可能性もあるわけです。
僕の目的は継続して利益を出すことです。
大きく勝つことではありません。
新たな支持線の形成の予兆を見せた段階で利益は確定するんです。
超えたら超えたでまたポジションを建てればいいだけですからね。
そしてもうひとつ、僕がポジションを切ったのは、
この価格帯での反転により「N字」が否定されたからです。
支持線・抵抗線を超えれなかった=N字否定
トレンドは「N字」を描きます。
これは高値安値を更新し続けることで描かれます。
つまり、高値安値の更新が止まった時点でN字を否定します。
今回のユーロドルで僕がポジションを切ったのも高値安値の更新が止まり、N字が否定されたからです。
僕のトレードは強いトレンドが形成している時にだけ仕掛け、強いトレンドが継続している限り保有します。
強いトレンドは上昇下降問わず、高値安値を更新し続けます。
今回の値動きを見ると、強いトレンドから少なくとも一旦の調整局面に入った可能性が高い動き。
- 同一価格帯での反転
- N字の否定
これらが確認できた時点で、このポジションは決済すべきタイミングなんです。
支持線・抵抗線での決済タイミング
支持線・抵抗線の決済タイミングは
- 同一価格帯での反転
- 高値安値を更新しない(N字の否定)
これらが確認できたときです。
この動きが確認できた時点で、一旦のポジションは切ります。
再度同じ方向に伸びるようであればまた入りなおせばいいだけです。
ポジションはいつでも建てれます。
ですが、失った利益はもう戻っては来ません。
大きな利益を生み出すことだけがトレードではありません。
いかに損失を減らすか。
いかにマーケットの動向を観察し合わせていけるか、です。
動きに合わせていく、ということは
[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]伸びる可能性の高い動き
[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]反転する可能性が高い動き
この2つの見極めが必要。
これを考えたとき、支持線・抵抗線付近での動きとN字を見ればいいと思ったんですよね。
値動きにはすべて意味があります。
支持線・抵抗線が形成されるのも、そこで止められるのも、トレンドがN字を描くのもすべて意味があってチャートができています。
その意味を考えることで自然とこうなったらこうなる確率が高い、というのが自分の中で分かってきます。
あとはそれを繰り返すだけです。
期待値を積む。
確率のゲームですから、確率的に有利な方に賭けていればトータルでは勝てる、というわけ。
支持線・抵抗線での決済タイミング、参考にして見てくださいね。
コメント