もしかしてあなたは、
「スキマ時間で利益をあげるには短期的な値動きを細かく取っていくのが一番!」
と思っていませんか?
もしその考えで今、負けているのであれば
時間軸が間違っているのかもしれません。
実は短期の時間軸ってスキマ時間には向いていないんです。
このブログの大きなテーマの1つが
「スキマ時間で利益をあげる」こと!
実際に僕は1日のうちわずかな時間しかチャートを見ていません。
というより見れません!
家庭持ちの普通のサラリーマンですからね。
1日中チャートに張り付くことなんて出来るわけないんです。
そこで今回は“スキマ時間で勝つための時間足選び”について!
1日のわずかな時間で利益をあげるための最適な時間足を解説していきます。
使う時間足によってのトレードスタイルの違い
まず最初に時間足について説明する前にトレードスタイルと使う時間軸について。
FXでは様々なトレードスタイルがあります。
大きく分けると、
[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]短期トレード(スキャルピング)
[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]中長期トレード(デイトレード)
[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]長期トレード(スイングトレード)
この3つですね。
ざっくりですが、トレードスタイルごとに”ポジションの保有時間”が異なります。
短期トレード(スキャルピング)は非常にポジションの保有期間が短いトレード。
早い時には数秒から数十秒、長くても1時間とかで決済するトレードスタイル。
デイトレードは短期トレードに比べればポジションの保有期間は長いですが、
それでも保有期間は短め。
その日のうち、長くても数日で決済するトレード。
そして最後に長期トレード。
このスタイルはポジションの保有期間は長いです。
数日から数週間、長いと数か月、人によっては1年以上ポジションを保有し続けるトレードです。
で、これらのトレードスタイルの違いをふまえて、
スキマ時間で利益をあげるには、どのトレードスタイルがもっとも効率的かというと・・・
長期トレードなんです!
スキマ時間で利益をあげるのなら”長期トレード!”
現に僕が1日のうちわずかな時間で利益をあげていられるのは短期的な値動きでなく、
長期的な値動きをとらえているからです。
大きな流れを見て、損切りも利食いもその大きな流れの中で決めます。
大きな流れの中で出来ている抵抗線や支持線は非常に強力ですからね。
反面、短期的な流れのはどうとでも動きます。
[chat face=”817-1.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none”]ブレイクしたと思ったら、すぐに逆行する・・・[/chat]
なんてことはしょっちゅうありますからね。
短期の流れの抵抗線や支持線はしょせんは小さな流れ。
ひとつのきっかけで簡単に流れは変わります。
そして何より、僕が長期トレードを進めるのは
1日のうち、わずかな時間しかチャートを見ることができないからです。
仕事から帰ってきたり、家事や育児を済ませたあとに残された時間はたかが知れています。
それに、疲れていますよね。
疲れた体にムチ打って短期的な動きを追ってトレードすることが果たしてできるでしょうか?
当然、集中力も途切れますし、ミスをすることも多くなります。
間違った判断をくだし、すぐに損切りできればいいですが、
疲れている精神状態では冷静に相場を見ることはもうできませんよね。
短期のノイズの多い動きをとらえるのは想像以上にむずかしいです。
上下にグイングイン動きますからね。
そんな動きをとらえようとして損失を出し、その損失を取り返そうとやっきになれば
泥沼にはまりだします。
おそらくもう冷静にはなれないでしょう。
疲れた体にムチをうち、わずかな時間を投資したのに損をしているわけですから。
スキマ時間で利益をあげようとするのであれば
集中力の必要な早い値動きを狙うのではなく、動きの遅い、長期の流れで取引するべき!
なぜって遅い値動きであれば冷静に状況を見てから仕掛けることが出来ますからね。
1日のわずかな時間しかチャートを見れないのであれば
早い値動きではなく、大きく遅い動きを狙っていったほうが効率的です。
ずっと値動きを見ていられるわけではありませんからね。
大きな動きであれば1日のわずかな時間に値動きをチェックするだけで済むんです。
もっともスキマ時間に適した時間軸は日足!
結論から言いますが、スキマ時間で利益をあげようとするなら
もっとも適した時間軸は「日足」です。
理由はいくつかあります。
日足を使う理由1:値動きの遅さ
日足の値動きは日中足(時間足、分足)に比べて圧倒的に動きが遅いです。
5分で流れが変わるような時間軸ではないですよね。
日足は1つのローソク足で1日の値幅を表します。
なので5分や10分で流れがころころ変わるなんでことはほとんどないんです。
(もちろん絶対はありません。市場でサプライズが起これば値動きは荒くなります)
スキマ時間で取引するのであれば
5分や10分で流れがすぐに変わってしまう時間軸でうまくやろうとするのはむずかしい・・・。
仕掛けた瞬間に逆行することがよくありますからね。
それに、「早く仕掛けなきゃ出遅れる!」と思っちゃいます。
で、結局仕掛けのタイミングが合わなかったり、ダマシに引っ掛かって損失を出してしまう。
だったら最初から長い時間軸で取引したほうがいいです。
日足で取引するなら損切り位置も遠くに置くことになります。
短期的なノイズに引っ掛かる可能性も低くなるんです。
日足を使う理由2:前日の高値安値の存在
2つ目の理由は前日につけた高値や安値の存在です。
前日につけた高値安値はそれ自体が抵抗線・支持線として市場に意識される傾向があるんです。
1日単位の値動きですから、何日ものあいだ同じ価格帯で止められるということがよく起こります。
逆にそういった何日も止められている価格=強力な支持線・抵抗線を
ブレイクすればその方向に動きが出やすいんです。
“ブレイクアウト”と呼ばれるものですね。
日足レベルの支持線・抵抗線をブレイクしたときが市場にもっとも勢いが出ます。
少ない時間と少ない取引回数で利益を得るには日足で大きな値動きをとらえることを意識したほうがいいんです。
日足を使う理由3:取引回数を減らせる
日足を使うメリットは時間的なものだけではありません。
取引回数もメリットが大きいんですよね。
なぜかというと日足はトレンドが形成されるまで時間がかかります。
なので取引回数を抑えることができるんですよね。
取引課数は少なければ少ないほどいいです。
市場で本当に取引するべきタイミングはそこまで多くありません。
トレンドが形成され、損切りや利食いを置くべき支持線・抵抗線が確認できるまでは取引すべきではありませんからね。
中途半端なトレンドで仕掛けてしまうから大きな損失を出してしまうんです。
とくに短期の時間軸だとトレンドが形成されるスピードも速ければ終わるのも早いです。
そういった短期的な値動きに翻弄されるくらいであれば大きな流れに集中したほうが負けを減らせます。
損失を減らすことができれば資産は増えていきますからね。
負けを減らし、本当に仕掛けるべきところだけで仕掛ける。
資金を守りながら取引を繰り返すことで複利の力で資産は爆発的に増えていきます。
短期的な儲けは考えないことです。
短期間で儲けようと欲を出すから余計な損失を出してしまうんです。
資金を守るためにも時間軸は長いほうがいいんです。
まとめ
スキマ時間で利益をあげるにはスキャルピングのような
短期的な取引が適していると思っていませんでしたか?
たしかにスキャルピングで利益をあげることは可能ですし、実際にスキャルピングで利益をあげている方もたくさんいます。
ただ短期の早い動きをとらえていく必要があります。
スキマ時間しか取れないのにそんな動きに集中して取引できるでしょうか?
僕にはむずかしかったです・・・。
何より取引回数が増えるため、損失を出すトレードもその分多くなります。
時には1日の取引の大半が負けトレード、ということも・・・。
正直、かなり精神的にこたえます。
負けが続くと冷静に取引できる頻度って減りますから。
負けを取り返そうとしちゃうんです。
しかもその日のうちに。
FXで負けは当たり前に起こることだという事実を忘れてしまうんですよね。
なので取引回数は少なければ少ないほどいいです。
感情を抑制できますから。
それに1日のわずかな時間で短期的な値動きをとらえるのは中々むずかしい。
早く仕掛けなきゃ出遅れる!という焦りがタイミングのずれやダマシに引っ掛かる頻度を増やしてしまうんです。
とにかくFXでは優位性のある場面で取引を繰り返し、期待値を積むことが勝ちへの切符!
自分に有利な状況で取引を繰り返していけばいずれ確率は収束し、収支は上向いていきます。
僕の中での優位性は“大きな流れ”
だから長期の時間を重視するんです。
とくに「日足」の流れ。
1日の値幅でローソク足が決まりますから、主要な支持線・抵抗線が把握しやすいんです。
1日単位の値動きの中で何度も止められている価格帯であれば、それだけ市場に意識されている可能性は高いですからね。
それに1日単位で高値安値を更新していればどちらの方向にトレンドが傾いているのかも判断できます。
スキマ時間で利益をあげるには長い時間軸で大きな動きを
じっくりと見定めて取引していったほうがいいです。
短期トレードはチャートに張り付ける人がやるべき。
目まぐるしく変わる値動きを常に監視しなければいけませんからね。
スキマ時間でのトレードスタイル、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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