どもこんちわ!
さて僕の手法は基本的に「ダウ理論」に基づいた相場分析が基本形です。
で、今回はこのダウ理論の定義の一つである
❝主要トレンドは3段階からなる❞
ということについて。
これはすごく大事な考え。
なんでかってゆうと、僕たちサラリーマンがエントリーするべきポイントがこの定義にあるんですね~。
トレンドは3段階からなる
ダウ理論におけるトレンドの段階は3種類あります。
- 「先行期」
- 「追随期」
- 「利食い期」
の3つ。
これらについて解説していきます。
⓵先行機
市場価格が下落して
[chat face=”2803023_1up.png” name=”” align=”left”]全ての悪い材料が出きったな[/chat]
と判断した一部の投資家が買い始める時期。
多額の資金を持っている投資家とかファンダメンタルトレードでデカい金額を動かしているトレーダーがここで買い始める時期です。
ちょうどここら辺がトレンドの転換となるポイント。
具体的なチャートで見るとこんな感じ。
この辺りの特徴としては底値で停滞してたりすることが多いです。
もしくは停滞圏はなく、下落の底値から価格が上昇し一気に高値を更新するって場合も。
そしてもう一つの特徴としてボラティリティ(変動率)が小さくなることも挙げられます。
上の画像でもボリンジャーのバンド幅が小さくなっていて値動きの変動率が小さくなってるのがわかりますね。
これは値が底値で停滞していることからみんな様子見モードになっている為です。
ここからまた下がってトレンド継続する場合もあれば先行期に移行して上昇する場合もあります。
⓶追随期
先行期での価格の上昇を見て他のトレーダーが買いを入れる時期。
ちょうどのこの追随期がトレンドの真っ只中の値動きです。
先ほどのポンドドルの画像で見るとこの辺り。
底値から価格の上昇を見て買いが入る時期ですね。
ボリンジャーバンドのミドルラインに沿ってきれいに高値を切り上げていっています。
追随期とみて間違いないでしょう。
⓷利食い期
価格が上昇したところで先行期に買いで入った投資家が利確する時期。
先ほどの画像で言うとこの辺り。
十分に値を上げたと判断した先行投資組が利確してくる時期です。
ファンダメンタル要因などで大口の投資家が
[chat face=”2803023_1up.png” name=”” align=”left”]これ以上はない[/chat]
と判断して決済していくんですね。
ですが画像を見ると一旦下がって再度上がってダブルトップをつけています。
これは先行者が利確して(通貨を売り)一旦値を下げたところで上昇トレンドはまだ継続していると判断するトレーダーが買いで入るため。
要は押し目買いのような形で入るのでいったん下げてまた上がっているんですね。
買いで入るトレーダーと売りで決済するトレーダーがいるのでもみ合いになりこのような形になります。
買いの力の方が強ければ上がっていくし、売りの力の方が強ければ下がっていきます。
力の優劣がつくまでは「もみ合い相場」になるんです。
価格は上昇局面にあるものの、上昇の値幅は小さくなっていますね。
なので
[chat face=”2803023_1up.png” name=”” align=”left”]ここら辺が上げどまりかなぁ・・・[/chat]
と判断し、売りで決済するトレーダーが増えてくることでまたチャートは下がり始めるんです。
トレンドはこの3段階を繰り返す
以上がトレンドができる仕組みになります。
基本的にはこの段階を繰り返してチャートっていうのは上がったり下がったりを繰り返していきます。
相場は上がり続けることはないし、下がり続けることもないです。
上で説明したようなダウ理論のような法則があるんですよね。
こうやって通貨のバランスってのは保たれているわけです。
サラリーマンが狙うべきトレンドは?
トレンドは3段階からなるといいました。
では僕たちサラリーマンが狙うべきトレンドはどこなんでしょうか?
[chat face=”2803023_1up.png” name=”よくたろう” align=”left”]やっぱデカく勝ちたいから「先行期」だよね![/chat]
[chat face=”2803023_2up.png” name=”わたなべ” align=”right”]
はい、ブー!
答えは追随期。
[/chat]
[chat face=”2803023_1up.png” name=”よくたろう” align=”left”]なんで追随期なの?[/chat]
[chat face=”2803023_2up.png” name=”わたなべ” align=”right”]じゃこの理由を解説していくね![/chat]
追随期を狙う理由
⓵先行期は狙えない
まず先行期は狙えないです。
大きな理由としては2つ。
- トレンドが出ていないので狙えない
まず先行期はボラティリティが狭くなって値動きが小さくなる傾向があります。
一定の値幅の中で上昇下降を繰り返す、いわゆる「レンジ帯」の値動きになるからです。
トレンドフォローがスタイルですからこの方向性が出ていないレンジ帯では基本は❝待ち❞です。
- 予想で入ることほどリスキーなことはない
待ち合い相場の中でどちらに動くかを予想して入るのはリスクがあります。
相場の流れを作ってるのは大口注文をする投資家たちですからこの人たちと同じ分析をしなければなりません。
数千万かけてファンダメンタル要因を分析しているので僕ら一般人では真似できませんよね。
⓶利食い期はトレンドの終わり
利食い期は先行組が利確しだす時期です。
つまり大量の売り注文が入るということ。
大量の売り注文が入ることで相場は下がり、トレンドは終わりを迎えてきます。
高値の更新が止まれば、買い注文と売り注文が繰り返され、もみ合い相場に移っていきます。
レンジに移行していくんですね。
相場は上がり続けることも下がり続けることもない、といいました。
基本的に相場は
トレンド➡レンジ➡トレンド➡レンジ
と繰り返していきます。
これをダウ理論のトレンド3段階の定義に当てはめると
こうなるわけですね。
つまり「利食い期」ってゆーのはレンジ帯の入り口にあたるわけです。
待ち合い相場ではトレンドフォローはできませんよね。
追随期を狙うのが最も期待値が高い
トレンド真っ只中の「追随期」
ここを狙っていくのがわかりやすいし、期待値も高いです。
インジケーターや各種ラインも効きやすい時期ですね。
相場の方向性が出ているのでエントリーのタイミングさえ間違えなければ堅実に利益をとっていける場面。
僕らサラリーマンはこの第2段階である「追随期」を狙っていくのが安定して利益を上げられる時期です。
先行期、利食い期ともにサラリーマンは避けるべきで、追随期がくるまで❝待つ❞っていうのが大事。
相場の法則として上昇下降を繰り返すわけですからこの上がるタイミング、下がるタイミングさえしっかり判断できればトータルで負けることはないと僕は思っています。
逆に言えばレンジ帯、「待ち合い相場」さえ避けることができれば期待値は詰めるわけです。
やっぱなんだかんだで相場環境の認識が一番大事ですね。
そのためにダウ理論があり、各種インジケーターがあるんです。
しっかりダウ理論を理解して相場を見ていきましょう。
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