今回のモニター生トレード添削のテーマは・・・
【トレンドの把握!】
僕のトレードの中でも重視しているポイントになります。
トレンドは時間ごとに描くチャートパターンは違いますよね?
「日足では上昇トレンドだけど、短期足では下降している・・・」
という状況はいくらでもあります。
むしろそういった状況の方が多いです。
そんな時に意識してほしいのが「時間軸を絞る」ということ。
短期トレンドを狙うのか長期の動きを狙うのかで戦略は変わってきますからね。
[chat face=”817-1.png” name=”” align=”left”]上手くトレンドに乗れない・・・[/chat]
って方は参考にしてみてください!
コンサル生トレード報告
※以下、コンサル生からのメール
[chat face=”817-1.png” name=”Sさん” align=”left” icon_yellow”]こんにちは![/chat]
昨夜エントリー出来そうな場面がありましたので、エントリーしました。
通貨:豪ドル円
エントリー時間:7/19 午後11時
エントリーの時間足:30分足
ポジション:Short(損切り -20pips 利確 +30pips)
エントリー根拠: 30分のローソク足がEMAで反発し、1本前のローソク足の安値を下回って確定した。15分足のADXが30。
結果:負け -20pips
チャートを見ていたのですが、昨夜3時に値が大きく上下し始め、5分程度で20pipsほど上昇し、そのまま損切りに引っ掛かってしまいました。
後になって調べてみると、アメリカで経済指標が入っていたようで、ユーロ円などクロス米ドル以外のペアも同時刻に動いてましたので、それが原因で損切りに引っ掛かったのかなと思います。
損切りに引っ掛かった後ではなく、「エントリー前」に確認しておくべきでした。
エントリー前の心境としましては、「EMAから若干離れたな」「水平線(緑線)を下抜けなかったな」「1時間、4時間は下落傾向だな」といった感じです。
水平線に関しては、「ブレイクから戻しを待ってエントリー」みたいな器用なことは出来ないので、あまり深くは気にせずエントリールールだけ考えるようにしました。
もし何か気になる点やアドバイスなどございましたら、よろしくお願いします!
豪ドル円30分足
豪ドル円4時間足
豪ドル円日足
トレード添削!トレンド判断と時間軸について
[chat face=”2803023_2up.png” name=”わたなべ” align=”left” icon_blue”]こんにちは!
では添削していきますね。[/chat]
気になったのは、30分足ではトレンド相場とは言えない値動きをしていますね。
エントリー後の値動きを消して表示しています。
エントリーの時点では下がってきてはいますが、トレンドか?と言われるとどうですか?
下降トレンドとは言えない動きをしていますよね??
こういった値動きの場合、僕の戦略はあまり合いません。
上位足を見た場合は下降トレンドと見れますね。
日足・4時間足を見ると高値と安値を切り下げ下降トレンドと見れます。
恐らく、この上位足の動きを見て下降トレンドと判断したのだと思いますが、このトレンドに乗るのであれば利食いと損切りはこの時間足で決めるべきです。
なので4時間足で見た場合は
ここですね。
下降トレンドから価格を戻しましたが、大きな陰線をつけ下落。
移動平均線も下にブレイクしている場面です。
ADXを見ると強いトレンドから戻り目を付けた場面で下がっています。
ですがトレンドの動きがかなり強いので30を下回っていない場面。
そこで高値の更新が終わり安値・移動平均線をブレイクしたタイミングがベストです。
その後、下落に伴ってADXも上昇し始めていますしね。
基本的にADXは14期間の平均を表しますから、実際の価格から少し遅れて動きます。
なので実際の価格の動きがもっとも大事です。
補助ツールとしてADXで14期間の平均からトレンドの強さ・押し・戻りを判断していくんです。
短期足の戦略でもお話しましたが、損切りの位置はトレンドが発生している時間軸の中で決めましょう。
トレンドが出ている時間軸のトレンドに乗っていくわけですから、損切りの目安もその時間軸の前回高値や安値になります。
今回のように上位足ではトレンドが出ていても、短期では調整の局面に入っていると、短期足特有の「ノイズ」のような値動きに引っかかってしまいます。
こうなると方向性は合っているのに損切りに引っかかってしまう、ということになります。
もちろん、中期で判断し、中期時間軸の中で損切りに引っかかってしまう場合もあります。
ですが、そんなことは当たり前にあることです。
見立てを間違うのは当たり前にあることですからね。
勝率100%は無理ですから。
流れが変わったか、市場が荒れ始めているのか、見立てが違っていたのか・・・
いずれにしても、当たり前にある負けを気にする必要はありません。
リスクを限定していれば問題ありませんからね。
優位性、つまりトレンドが発生したらその流れについていけばいいだけです。
[chat face=”817-1.png” name=”Sさん” align=”right” icon_yellow”]こんばんは!
いつも、丁寧な解説とアドバイスありがとうございます。
なるほど。
上位足にトレンドは出ていても、肝心のエントリー足がトレンドが出ているとは言えない状態でしたね。
トレンドがちゃんと出ていることを前提に、EMA付近での動きやADXでトレンドの勢いを判断ですね。
>上位足ではトレンドが出ていても、短期では調整の局面に入っていると、短期足特有の「ノイズ」のような値動きに引っかかってしまいます。
以前、ノイズのような動きで結構損切りを食らってたのですが、多分これが一番大きな原因だと思います。
デモでも勝てば気分はいいですが、負けからも色々学べるので、頑張ってものにしていきます![/chat]
まとめ
トレンドをフォローしていく手法では当たり前ですが、
❝トレンドを把握❞する必要があります。
買われているのか?売られているのか?ってのを判断していく必要があるわけです。
でもコレ、簡単なようで実は結構むずかしいです。
むずかしく考えてしまう原因の一つが❝時間軸ごとに動きが違う❞という問題。
上位足では買われているのに、下位足では売られている
という状況はかなりの頻度であります。
ではどうすればいいのか?
答えは・・・
時間軸を絞ることです。
トレンドが出ている時間軸で取引すればいいんです。
時間軸を絞ることで抵抗線・支持線も絞ることが出来ます。
そこを基準に、損切りや利確の位置を決めていくわけですね。
明確に方向性が出ている時間軸で、明確な抵抗線・支持線を基準に利食いと損切りを決める。
トレンドが出ている時は支持線や抵抗線にそって価格が動いていくパターンが多いですからね。
チャートを見ればわかると思いますが、きれいにトレンドが出ている相場は規則的に価格が動いているのが分かると思います。
支持線や抵抗線、トレンドラインや移動平均線にそって上昇・下降していく値動きであればそれに乗っかっていきましょう。
あれこれ考えすぎると、絶対混乱しますからね。
シンプルにトレンドが出ている時間軸の動きに集中し、その中でトレードしていけばいいです。
わけ分かんなくなっちゃうのが一番よろしくないですからね~・・・。
トレンドの判断と時間軸の関係、参考にしてみてください!
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