ダブルトップ・ダブルボトム・ヘッドアンドショルダー・・・
これらのチャートパターンは市場に意識されやすく、ブレイクすれば素直に動きが出るパターンが多いです。
ブレイクアウト戦略においてこのパターンのブレイクを覚えることは必須!
そこで今回は1時間足ダブルボトムのネックラインブレイクを狙ったトレードを解説。
1時間足でダブルボトムを形成していたところを短期でタイミングを計ってエントリーしたトレードです。
ながれ的に大きくは狙えない場面だったので大きくは狙わず、短期で細かく狙ったトレード。
僕はすべてのトレードで大きな利益を狙う必要はないと思っています。
すべてホームランを狙ったところで打てるわけないですからね。
イチローでさえ打率3割ですし。
優位性の高い場面でエントリーし、確率の高いところで決済する。
FXではホームランバッターは成功しません。
安定して利益を上げるには、すべてで大きな利益は狙わないことが大切です。
マルチタイムフレーム分析からエントリー判断
まずは日足環境から!
ポンド円日足
ん~・・・上昇しているように見えますがやや調整局面という感じですね。
日足環境はビミョ~な感じ。
続いて中期足!
ポンド円4時間足
上昇の局面ですが、3回止められているレジサポラインが引けますね。
4時間足レベルでのレジサポラインなので、かなり強めの価格帯と判断できます。
ちょっとこのレジスタンスをはっきり抜けてこないと大きくは狙えないかな~・・・。
1時間足でダブルボトム形成
ポンド円1時間足
1時間足で見ると上昇トレンドですね!
上昇トレンドの中、4時間足のレジスタンス付近で反転していますが、サポートラインが機能している感じですね。
移動平均線の向き的に上昇がまだ強そうですが、やや調整局面になっています。
やはり大きくは狙えません!
4時間足で強いレジスタンスの価格帯がありますし、1時間足でも上昇から価格が抑えられています。
しかーし!!
1時間足で上昇局面の中、サポートラインが引けるということはここを下に抜けるまではトレンド転換とは言えないわけです。
移動平均線を見てもまだ買い方向に優位性がありますね。
買い方向に優位性はありますが、勢いが弱まっているので大きくは狙えない、そんな場面です。
見送りしてもいい場面なんですが・・・。
ここで少し気になるかたち・・・
ダブルボトムを形成していますね!
そして、ダブルボトムのネックラインをブレイクしています。
- ダブルボトムを形成
- ダブルボトムのネックラインをブレイク
- 1時間足では上昇局面のため、4時間足レジスタンス付近まではこのまま伸びる可能性が高い
これらのことから短期足でタイミングを計り、エントリーしてもいいと判断しました。
短期足での押し目買いエントリー!
ポンド円15分足
15分足で見るとダブルボトムのネックラインをブレイク後、押し目をつけ再度上昇の動きが出ていますね!
ポンド円5分足
ダブルボトムのネックライン付近で長い下ヒゲを伸ばしましたが反転、上昇。
ピンバーのような形になっており、反転のシグナルです!
つーことでここでエントリー!
利食いは4時間足のレジスタンスであり、1時間足の前回高値でである146.972円。
損切りはネックライン下マイナス10pipsの位置に置いています。
エントリーしたのが146.772円なのでリスクリワードは1:2の比率でエントリーです。
短期の時間軸を狙う場合でもこのくらいのリスクリワード比率なら十分にエントリーできます。
ダブルボトムのネックラインを軸にしたトレードなので、ここを抜けた時点で根拠が崩れます。
なので損切り位置は抜けた時点で問題ないです。
損切り幅を広げれば逆行にもある程度耐えれますが、根拠がくずれているのにポジションを保有する意味は無いですからね。
相場の格言にもありますが【損切りは早く!】が大事。
トレード結果
ポンド円15分足
いい感じに上昇してくれ、無事決済!
ダブルボトムのネックラインをブレイク後、4時間足のレジスタンスラインまで一気に上昇してくれました。
古くからあるパターンのブレイクはやはり想定通りに動く場面は多いですね。
もちろん絶対はありませんが「優位性」のあるトレードにはこういったパターンブレイクと
- 抵抗線
- 支持線
- 相場状況
これらの把握が不可欠!
総合的に判断し、確率の高いトレードを繰り返していくことで資産を増やしていくのがFXですからね。
ってことでプラス20pipsで終了でした。
まとめ
FXでもっともよく出るパターンであり意識されるパターン「ダブルトップ・ダブルボトム」
相場の天井や底で出るパターンとして市場で意識されます。
ですが今回は1時間足上昇トレンドの中で下落が抑えられている部分として僕は支持線と見立てました。
4時間足では強めのレジスタンスが引けているので、ダブルトップを調整の中での底と見立てて短期的なトレンドを狙ったトレードですね。
すべてで言えることですが、相場に絶対はありません。
ダブルトップやダブルボトムを形成したからといってそれがすべて❝天井❞や❝底❞になるわけではないということです。
大事なのは相場状況の把握!
今回であれば
- 1時間足では移動平均線・価格ともに上昇
- ダブルボトムを形成しているため、下落が抑えられている可能性が高い
- ダブルボトムのネックラインをブレイクしたため上昇する可能性が高い
- 4時間足で強めのレジスタンスラインが引ける
- ここで反発する可能性が高いので4時間足のレジスタンスラインが決済目標
という根拠でエントリーしたんですが、それは
「相場状況的に短期的に買われる可能性が高い」
と判断できたからです。
有利な状況、優位性のある状況を判断するための一つが、今回使った「ダブルボトムのネックラインブレイク」というわけ。
絶対は無いですが優位性の判断の一つとして参考にしてみてくださいね!
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