FOMCで利下げ発言後のドル円トレンドを狙う!利下げの影響とは?

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相場の流れに大きな影響を与える経済指標・・・

その一つに❝政策金利❞があります。

とくに基軸通貨である「ドル」の金利は為替市場において・・・
ひっじょ~~~~~・・・に注目されます。

その金利を決めるのが【FOMC(連邦公開市場委員会)】と呼ばれるもの。

今回はこのFOMC後のドル売りトレンドを東京時間から狙ったトレードです。

FOMC後に急落した市場でしたが東京時間にかけて買い戻しの動きが出ていました。

そんな中でエントリーした根拠、戦略・・・参考にしてみてください。

目次

FOMCとは?


FOMCとは・・・
[aside type=”normal”]FOMCとは、Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの金融政策を決定する会合のことです。
日本では、「日銀金融政策決定会合」で金融政策を決定していますが、それに当たるものがFOMCです。
FOMCは年に8回開催され、現在の景況判断と政策金利(FF金利)の上げ下げなどの方針が発表されます。
その結果が市場の予想とは違った場合には、株式市場や為替レートが大きく変動することがあり、世界の金融マーケットにも大きな影響を及ぼします。

FOMCでは政策金利の利上げや利下げの判断をしています。
その発表は世界のマーケットに与える影響が大きいのですが、市場関係者の予想との乖離があるかないかで、大きく違ってきます。
例えば市場が0.25%の利下げを予想しているときに0.5%の利下げが行われると、予想以上の結果ということで株価に影響が出たりするのです。
引用:SMBC日興証券[/aside]

とあります。

ちょっとむずかしいですね・・・。

政策金利を簡単に言うと・・・

景気が良ければ金利を上げ、景気が悪ければ金利を下げます。

なので政策金利は今後の経済の動きに深い関りを持っているんです。

金利が上がれば景気は上向きと判断され、金利を下げてくるようなら景気は下向きと判断されるんです。

それが発表されるのが【FOMC(連邦公開市場委員会)】というワケ。

とくに、大国アメリカの政策金利は世界経済に与える影響も大きいです。

そして基軸通貨である「ドル」の金利ですから、金利の上げ下げに市場が反応しないワケないんです。

FOMCで利下げを示唆!


今回トレードしたのは「FOMC」後の東京時間でした。

その「FOMC」で何が言われたかというと・・・

米連邦公開市場委員会(FOMC)は前日、2008年以来となる利下げへの可能性を示唆した。これを受け、4カ月続くドルの上昇局面は止まりそうだ。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は19日、早ければ来月に利下げに踏み切る可能性を示唆し、ドル弱気派に十分な根拠を与えた。
引用:Bloomberg

注目のFOMCは、市場予想よりもハト派色が強い内容となった。政策金利は据え置かれたが、不確実性の増大などに対応するために年内に最大0.5%ポイントの利下げが実施される可能性があることも示唆された。また17人の政策当局者のうち7人が年末までに政策金利を0.5%ポイント引き下げることが適切になるとの見解を表明した。
引用:ロイター

そうです・・・❝利下げ❞を示唆する内容だったんです。

これを受け、ドルは売られ、ドル円は一時107.23円まで急落しました。

僕はその時、夜勤。

ちょうど休憩時間だったのでチャートを見てたんですが、凄まじい勢いで売られていました。

ニュースを見ると利下げを示唆する内容。

この時点で僕の見通しは東京時間でもドルは売られる、と考えました。

ニューヨーク市場でこれだけドル売りが進み、市場に大きな影響を与えているのをリアルタイムで見てましたからね。

市場に参加している大多数の人間がドルを売っているということは東京時間でも売られる可能性が非常に高いです。

価格を動かしているのは人ですから。

人間の本質は今も昔も、そしてアメリカだろうが日本だろうが考えることは同じです。

とくに市場を動かすのは大口の投資家たちですからね。

彼らはファンダメンタルを重視しますから、FRBが利下げを示唆したことでアメリカの投資家だけではなく日本、アジアの投資家も同じ動きをとる可能性は非常に高いです。

ニューヨーク市場が閉まるころに若干の買い戻しは入ると思いますが、東京市場が開いてからドル売りの流れがこのまま継続していくと考えました。
(もちろん動きを見てから判断しますが)

ビックニュースで市場に大きな力が加わったことで市場全体がその流れに傾いていくのはよくあることです。

そしてドルの利下げは市場にとってかなりのビックニュース。

市場全体が大きな反応を示しましたからね。

ニューヨーク市場から東京時間にかけて買い戻しの動き

ニューヨーク市場が閉まり、アジア・オセアニア時間にかけて若干の買い戻しがありました。

ドル円1時間足

15分足で見るともっと分かりやすいです。

ドル円15分足

FOMCでドルが急落後、調整の動きになっていますね。

ですが、FRBが利下げを示唆したというニュースはすでに知れ渡っていますし、ドルが買われる要因はありません。

なのでこの買い戻しは下降トレンドの中の一時的な調整と判断しました。

大きく急落した後はほぼ間違いなく買い戻しが入ります。

ドル売りの流れに乗った投資家の決済もありますからね。

売りで入った場合の決済は買いですから。

そして時刻は東京時間のオープン!

調整の動きから下に大きくブレイクしてくれば、市場ではドル売りの流れが継続している可能性が高いです。

ドル円15分足

東京市場がオープンし、安値の切り上げをブレイクしましたね。

買い戻しから、アジア圏のトレーダーによるドル売りが始まったと考えるには十分な動きです。

ってことでここでエントリー!

損切りは直近の高値ちょい上に設定。

このブレイクがダマシであればどっちに動くか分からないので早めに決済します。

利下げを示唆したからと言って確実にドルが売られるか?というとそうではないですからね。

相場に絶対はありません。

見立てと違った動きをするのであれば潔く損切りしてしまいましょう。

東京時間から大きく狙った理由


東京時間で安値切り上げの調整局面からブレイクしたところでエントリーしました。

損切りは入れましたが、利食い位置は設定せず、流れを見ながら決済していこうかと。

今回はややファンダメンタルを意識しています。

FOMCで利下げを示唆し、市場もそれに合わせて動きました。

この価格の動きを見てドルはしばらく売られる、と考えたんです。

もちろんこれは推測であり可能性という点です。
絶対はありませんから。

世界でもっとも取引量が多く、基軸通貨でもあるドルですから、ファンダメンタル要因で流れが大きく決まります。

そんな中で利下げの示唆ですから買いと売りで考えた場合、売られる可能性の方がどう考えても高いですよね。

FOMC後の価格の動き、ファンダメンタルどちらにおいても売られていく可能性が高いのでこういった場合、流れを見ながらですが大きく狙います。

東京時間は普段は細かく狙うんですが、今回はこのまま保有し続ける方が期待値は高いと判断。

トレーリングストップで流れが変わるまで保有し続けます。

[kanren postid=”3995″]

トレンドが続く限り乗り続けろ!

とは言ってもロンドン・ニューヨークに比べボラティリティは下がる東京市場。

あせらずじっくりと見ていきたいところ。

ドル円15分足

ボラティリティの低い東京時間ですが、1時間ほどで大幅に下落しましたね~・・・。

思った以上にドル売りの流れは強そうです。

大幅に下落しましたが、ローソク足のヒゲが大きく伸び、「ピンバー」の形になっていますね。

[kanren postid=”3724″]

[kanren postid=”2701″]

反転を示唆する形が出たのでここで損切り位置を建値(エントリー位置)よりちょい下に移動させます。

同じタイミングでポジションの半分も決済し、リスクはゼロ!

ここから動きを見つつ、タイミングが合えば「増し玉」してこの流れに乗っていきたいところ。

[kanren postid=”4322″]

しばらくして見てみると・・・

ドル円1時間足

順当に下落していっていますね。

増し玉したかったんですが、タイミングが合わずポジションサイズはそのまま。

下落の勢いが強いからといて焦って増し玉しても資金効率が悪くなってしまうので、タイミングが合わないのであれば増し玉はしない方がいいです。

つねに逆行のリスクはありますからね。

ここでストップを移動させトレンドを追っていきます。

トレンドが続く限りは追っていくのがトレンドフォロー戦略のカギ。

トレンドは続きそうですが、金曜日なので様子を見つつ決済したいですね。

夜勤勤務なので市場が閉まる辺りで手動で決済したいところだったんですが・・・。

ドル円1時間足

手動で決済する前にストップに刺さり決済でした~・・・。

アメリカの中古住宅販売件数が予想より良かったことでドルは一時的に買われましたね。

その後また下がっていますが、タイミング的に決済しようかと思っていたのでまぁいいですかね。

ぎりぎりを狙うのはむずかしいです。

「頭と尻尾はくれてやれ」という相場の格言もあるくらいですから、ぎりぎりまで保有し続ける必要はないです。

相場の天井、天底なんて誰にも分からないですから。

十分に利益は取れましたし。

まとめ


経済指標時のトレードは指標前に予測するのではなく・・・

その指標発表が市場にどうとらえられているのか?

ってのがポイント。

  • 要人発言
  • 政策金利
  • 雇用統計
  • GDP

etc・・・

市場に影響を与える経済指標、ニュースはたくさんあります。

ですが、ニュースを受けて市場がどう反応するかは分かりません!

ニュース前に予想はするべきではないんです。

大事なのはその後!

ニュースに対する市場の反応です。

今回はFRBが利下げを示唆する発言がありました。

利下げするとその通貨は売られます。

利下げを示唆したことで市場は反応し、ドルは売られました。

つまり、市場に利下げが意識されたから売られたんです。

市場に意識されていることが価格の動きで分かったので、やることはひとつ・・・

売りの流れに乗ること!

予想してトレードするのではなく、ニュースによって市場が反応したという事実が大事なんです。

価格を動かしているのは人です。

大多数の人が反応し、方向性を示しているのであれば流れに乗るのが鉄則!

経済指標前にはどう動くか分かりませんが、指標発表後はどう動いたかが分かります。

なぜ価格は動いたのか?なぜ市場に意識されたのか?

この辺も考えていくと流れが出来た背景もトレード材料に使えます。

参考にしてみてくださいね。

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