「押し目や戻り目がどこまで行くか分かんない・・・」
「トレンドは出ているんだけど押しや戻りのタイミングに合わない・・・」
とお悩みのあなた!
そーゆーときは「フィボナッチ・リトレースメント」を使ってみましょう!
相場はトレンドが出ていても高い確率で1/3~2/3程度の押し・戻りを付けます。
トレンドは押し戻りを繰り返しながらトレンドを形成していきますからね。
高値と安値を結ぶことで1/3~2/3の押し戻りを見れるツール・・・それが
【フィボナッチ・リトレースメント】
今回はこの「フィボナッチ・リトレースメント」を解説していきます(/・ω・)/
フィボナッチ数とは?
フィボナッチ数列って聞いたことありませんか??
フィボナッチ比率とかっても呼ばれますね。
フィボナッチ比率は「黄金比率」とも呼ばれ、人間がもっとも心地よい美しさに感じる比率なんです!
例えば・・・
[aside type=”boader”]
- ひまわり
- アンモナイト
- ピラミッド
- パルテノン神殿
- 稲妻
- サグラダ・ファミリア大聖堂
- 凱旋門
- モナ・リザ
- 最後の晩餐
- 木の枝の構成
- 波の曲線
etc・・・
[/aside]
と、フィボナッチ比率でつくられたものは人間が心理的に「心地が良い」と感じる数字で成り立っていて、美しいと感じるものなんですね。
他にも企業のロゴ、例えばアップルのロゴなんかも実は黄金比にもとづいて出来ているんです!
たしかにアップルのリンゴマークってなんか美しく感じますよね!
そして・・・
それはチャートの形も同じなんです!!
フィボナッチ比率で形成されたトレンドは心理的に心地よい比率で出来たトレンドであるために、自然とフィボナッチ比率で押しや戻しをつけてトレンドが出来るんですね。
相場の押し・戻りはフィボナッチ比率が多い
相場は一方向に動き続けることはありません。
どんなに勢いが強くても必ず失速し、調整の動きに入る場面があります。
押し目や戻り目というやつですね。
[kanren postid=”2857″]
この押しや戻りは相場が勢いよく動いたところから
1/3~2/3程度の押し・戻りが多いです。
もちろんぴったり1/3ってことはないですが、確率的にこのぐらい戻す割合が多いんですね。
で、この戻しの割合・・・
フィボナッチ比率と大体同じなんです!!
大体1/3でフィボナッチ比率でいう38.2%、2/3で61.8%の値なんですね!
1/2の戻しだとフィボナッチ比率の50.0%です。
相場の押しや戻りは黄金比である、フィボナッチ38.2%~61.8%の値まで戻す可能性が高いんです!
このフィボナッチ比率を視覚的に見れるのが
【フィボナッチ・リトレースメント】
と呼ばれるもの。
フィボナッチ・リトレースメントとは?
フィボナッチ・リトレースメントはチャートにフィボナッチ比率(黄金比)にもとづいたラインを表示してくれるツールです。
フィボナッチ・リトレースメントは基本的には高値と安値を結んで表示させます。
こんな感じで高値と安値を結ぶと横に線が出てきます。
これがフィボナッチ比率。
この画像では緩やかに安値を切り下げていますね。
下降トレンドと見て取れます。
もっとも戻している時でフィボナッチ61.8%の値まで戻っていますね。
61.8%で反発し、再度下落しています。
下降トレンドの中、2/3(フィボナッチ61.8%)まで戻してトレンドが継続、という流れ。
そのあと、フィボナッチ38.2%の値で何度か反発しています。
1/3(フィボナッチ38.2%)まで戻しながら下降トレンドを継続していますね。
こんな感じでフィボナッチ比率の値で反発しながらトレンドを継続していくという流れが相場にはあるんです。
トレンドの勢いが強い相場状況の場合、23.6%の値でも反発してきます。
強いトレンドが出ている時は価格は2/3まで戻さず、23.6%や38.2%の値で反発することも多いです。
逆に61.8%の値まで行くとかなり深い押し・戻りですから、そこからトレンド転換の可能性も出てきます。
多くのトレーダーが強いトレンドと判断している時は23.6%や38.2%の値で押しや戻りをつけトレンドを形成していくので、
- その値がどれだけ意識されているか?
- どれだけその値で反発しているか?
ってのを判断するためにフィボナッチ比率をレジサポラインとして見ていくのがいいです。
フィボナッチ比率はレジサポラインとして機能する
フィボナッチ・リトレースメントは多くのトレーダーに使われています。
多くのトレーダーに見れらているということは、それだけ効きやすく節目となりやすいです。
先ほどのチャートではフィボナッチ38.2%の値が市場に意識されているのが分かりますよね。
38.2%の値がレジサポラインになっているのが分かります。
フィボナッチで意識されているラインはレジサポラインとしても機能するんです!
フィボナッチ・リトレースメントのラインをレジサポラインと見立てることで
- 何度も反発しているレジサポライン
- 反発している値がフィボナッチ比率
と2つの根拠でラインを見れるようになります。
トレンドが出ている相場すべてがフィボナッチ比率になっているわけではありませんが、
覚えておくとリトレースメント比率(押し・戻りの比率)の目安として使えます。
確率的に相場は1/3~2/3程度は戻しますから、
[chat face=”2803023_1up.png” name=”よくたろう” align=”left”]勢いよくトレンドが出ているけど必ずどこかで戻るはず・・・[/chat]
という場合にフィボナッチ・リトレースメントを使って高値と安値を結べば押しや戻りがどのぐらいまで戻りそうかっていうのを見れるわけですね!
実践トレードで解説!
フィボナッチ・リトレースメントを使った戻り売り
ここから実際のトレードでフィボナッチ・リトレースメントを使って解説していきます。
僕の場合はいつも使っているわけじゃなく、とりあえず引いてみてフィボナッチ数で何度も反発していたら根拠の一つとして使うようにしています。
まずは日足環境から。
[aside type=”boader”]ユーロ円日足
[/aside]
日足はレンジ相場ですね。
直近は下落していますが、価格が前回、前々回の安値まで落ちてきています。
日足で見てこの価格帯は抜けていないので、底値の可能性が高いですね。
抜けづらい価格帯、底値と判断できます。
[aside type=”boader”]ユーロ円4時間足
[/aside]
[aside type=”boader”]ユーロ円1時間足
[/aside]
4時間足、1時間足を見ると、ともに下降トレンドですね!
1時間足でやや戻しましたがデッドクロスして下降トレンド継続という流れ。
日足の直近の値動きは下落、中期的にも下降トレンドですから目線は売り!
ですが日足で見ると価格は底値付近なのであまり大きな利益は狙いません。
戻しをつけ、日足の底値でもある直近の安値付近までは落ちてきそうなのでその辺りを狙います。
5分足でフィボナッチを目安にエントリー!
実際にフィボナッチを引いたのは5分足。
日足の底値付近ですから赤枠のあたりでは、やや調整の値動きになっていますね。
青枠で囲ったあたりで一気に動きが出ています。
勢いよく下落しているのでどこかで戻す動きは必ずあります。
なので下落の開始地点から安値までフィボナッチを引くと・・・
フィボナッチ・リトレースメントの38.2%の値で何度も反発していますね!
上昇の動きを止められているレジスタンスラインになっています。
日足は底値付近ですが、中期的には目線は売りなのでフィボナッチ38.2のレジスタンスラインで反発したところでエントリー!
利食いは直近の安値、損切りはレジスタンスのちょい上です。
オアンダ・オープンオーダーを見ると直近の安値に買い注文が集まっていますね。
なので日足の底値でもある直近の安値で下落は止められそうです。
日足では底値付近なので欲張らず細かく利益をとっていこうかと。
トレード結果
[aside type=”boader”]ユーロ円5分足
[/aside]
想定通りフィボナッチ・リトレースメントの38.2%の値がレジスタンスラインになり、そのまま下落、決済できました。
直近の安値を超えてさらに下落していってますが・・・。
年初の急激な円高が影響してクロス円は大暴落しましたからね~・・・。
ま、これに関しては誰にも予想できないので冷静に市場を見ていきましょう。
市場の動きがすべてですからね。
まとめ
押しや戻りがどこまで戻るかっていう判断は難しいですよね(´Д`)ハァ…
そんな時には今回ご紹介したフィボナッチ・リトレースメントを使ってみましょう!
相場はトレンドが出ていても1/3~2/3程度の戻しはあります。
[chat face=”2803023_1up.png” name=”よくたろう” align=”left”]1/3~2/3がどれくらいなのかわかんなーい[/chat]
って時に「フィボナッチ・リトレースメント」を使えば大体の値は把握できますからね!
「フィボナッチ・リトレースメント」はたくさんのトレーダーが見ています。
たくさんの人が見ているということはそれだけ意識されるということ!
市場に意識されるところがレジサポラインとして機能しますからね。
[chat face=”2803023_1up.png” name=”よくたろう” align=”left”]押し目や戻り目がどのあたりまで行くか分かんない・・・[/chat]
って場合は一度「フィボナッチ・リトレースメント」を引いてみましょう!
もちろんすべてがフィボナッチ比率通りに行くわけではありませんが、
ある程度の目安になります。
そしてこのフィボナッチ数はレジサポラインとして機能します。
フィボナッチ比率で何度も反発を繰り返していれば市場に意識されているレジサポラインである可能性は高まりますよね!
[chat face=”2803023_1up.png” name=”よくたろう” align=”left”]押し目だと思ったところがじつは押し目じゃなかった・・・[/chat]
[chat face=”2803023_1up.png” name=”よくたろう” align=”right”]押し目や戻り目の判断が早くていつも損切りにあっちゃう・・・[/chat]
ってことが多い人は一度「フィボナッチ・リトレースメント」を使ってみてください。
引いてみると意外とフィボナッチ比率で押しや戻りを形成している場面って多いですからね。
フィボナッチ比率で押しや戻りをつけている相場であればフィボナッチ数が効いてくる可能性も高いです。
是非、分析ツールとして取り入れてみてくださいね~(/・ω・)/
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