時間のないサラリーマンにとって❝チャートは効率的に❞見ていきたいですよね?
分析の際に、
「クロス円関連のチャートをすべて見て、ドルストレートを見て・・・」
とやっていると結構な時間がかかってしまいます・・・。
そんなあなたに使ってほしいツール、それが
【カレンシーストレングス(Currency Strength Chart)】
カレンシーストレングスはウェブ上で使えるツールで
- 今現在どの通貨が一番買われているのか?売られているのか?
- どの通貨が強く、どの通貨が弱いのか?
ってのを一目で判断できるツールなんです!
今回はこの【カレンシーストレングス】を使った実際のトレードで使い方・見方も解説していきます。
カレンシーストレングス(Currency Strength Chart)とは?
カレンシーストレングスとは通貨の変動をグラフ化したものです。
こんなやつ↓↓↓
一日の中でニューヨーク市場が引けてからの通貨の動きをグラフで見れます。
ニューヨーク市場が閉まる日本時間7:00(米国の夏時間では日本時間6:00)から現在までの動きですね。
そしてその日のニューヨーク市場が引けたらまたリセットされます。
グラフの見方は単純に
- 通貨が強ければグラフは上向き
- 通貨が弱ければグラフは下向き
になります。
真ん中のラインが0になるのでそこより上であれば強気、下であれば弱気、というワケですね。
右上にあるのは通貨種類です。
どの色のグラフがどの通貨かを表します。
この場合は
豪ドルがもっとも買われていて、円がもっとも売られている
というのが分かります。
と、いうことで今回は【豪ドル円】の通貨ペアをトレード!
カレンシーストレングスでは明らかに豪ドルがもっとも強く、円がもっとも弱いです。
その他の通貨は真ん中で推移していますね。
カレンシーストレングスを見ると❝円安相場❝と見て取れます。
円が売られ、そのほかの通貨が買われているということです。
なんですがその中でも、とりわけ❝豪ドル❞の強さが目立っていますね。
ということで状況的には(カレンシーストレングスチャートでは)
円が売られている中、豪ドルの買いが目立つ、そんな状況。
実際の値動き、チャートを見てからですが、状況的に「豪ドル円」ペアでトレードしていくのがよさそうです。
チャート分析
豪ドル円1時間足
豪ドル円1時間足を見ると、ややレンジ気味の上昇相場って感じですね。
ですがこの日は買われています。
カレンシーストレングスでも豪ドルがもっとも買われ、円がもっとも売られていますし状況的には豪ドル円を買いで目線で見てよさそうです。
後はタイミングを計ってこのトレンドに乗っていくだけ!
豪ドル円15分足
15分足を見てみると移動平均線を支持線に上昇トレンドを形成しています。
タイミング的にも直近のもみ合いを上に抜けてきたら、買いで入ってよさそうですね。
つーことでここに指値注文を入れます。
[kanren postid=”3968″]
ずっとチャートに張り付くわけにもいきませんからね。
こういった場合、指値を入れ利食いと損切りもあらかじめ決めてしまいます。
利食いの目標は直近の最高値。
損切りはこのトレンドが否定されたタイミング、直近安値を抜けたところに置いておきます。
指値注文なので通らなければ通らないで上昇の勢いが出なかった=トレードすべきタイミングではないということですからね。
トレード結果
豪ドル円15分足
想定通り上昇し、利食いで決済できました。
指値注文が通ったあと、すんなり直近高値まで上昇してくれましたね。
値動きも移動平均線を支持線に上昇トレンドを形成していましたし、状況的にも買いで入っていいチャートパターンでした。
カレンシーストレングスを見ても相場状況が円安に振れているということが分かっていたのでクロス円の目線は買いでしたし。
その中でも豪ドルがもっとも買われ、値動きを見ても上昇トレンドでしたからね。
状況を見て、買われているのなら買い、売られているのであれば売る。
シンプルに考えた方が上手くいきます。
まとめ
通貨の強弱、どの通貨が買われ、どの通貨が売られているのか?っていうのは相場状況を把握していくのには不可欠です。
今の相場状況でもっとも買われている通貨を買い、売られている通貨を売る。
シンプルですが僕はそう考えています。
だってそうじゃないですか?
買われている通貨、売られている通貨がどこで反転するかなんて誰にも分かりません。
これから上がる、下がるなんて誰にも分からないんです。
予想したところで分からなんだったら買われている通貨、売られている通貨を基準に考えた方がいいんです。
一度出始めたトレンドはそう簡単に止まれません。
市場がその方向に動いているのであれば、それ以上の力が加われなければ止まらないんです。
そんな「通貨の強弱」を見抜くためにはある程度の時間をかけ通貨ペアごとの相関関係を見ていかなければいけません。
少しの時間でも惜しいサラリーマンにはきびしい・・・。
そんな時には「カレンシーストレングス」を使ってみましょう!
もちろん実際に取引するためにはチャートの中での支持線・抵抗線の把握が必要です。
支持線や抵抗線がなければ、利確の位置も損切りの位置も決めれませんからね。
ですが、単純な通貨の強弱ってのを見ていくのには「カレンシーストレングス」は使えます。
現在の相場でどの通貨が買われ、どの通貨が売られているのかを知るだけでも目安になりますし、強弱を見抜ければ一つの根拠になりますからね。
そして、全体的に似たような値動きをする相場状況のときもあります。
そんなときの判断にも「カレンシーストレングス」は使えます。
例えば今回のような円安トレンド。
相場全体で円が売られている状況でしたが、その中でも豪ドルがもっとも買われていました。
そういった状況判断にも使えます。
ただあくまで強弱の目安です!
「カレンシーストレングス」だけで相場の状況は判断できません。
もっとも大事なのは価格そのものの値動きですからね。
- 支持線・抵抗線はどこか?
- その通貨ペアでトレンドは出ているのか?
これらを把握した上での通貨強弱なんです。
補助ツールとして使ってみてはいかがでしょうか?
コメント
コメント一覧 (1件)
こんにちは!
なるほど、「もっとも買われてる通貨を買い、もっとも売られている通貨を売る」ですね。
とても理にかなってる感じがします。
すぐに活用できそうなので、早速参考にさせていただきます!