EU通貨、ユーロの特徴!値動きのしやすい時間と戦略の立て方

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今回はEU(欧州連合)の通貨:ユーロ(EUR)の特徴について!

ユーロは主要3通貨の一つとして広く知られている通貨ですね。

FX市場においても多くのトレーダーが取引している通貨です。

世界第2位の取引量を誇る通貨「ユーロ」

流通量が多く、FXトレーダーにとって避けて通れない通貨ですよね!

ということで今回はユーロの特徴と値動き時間、戦略を解説!

目次

そもそもユーロって?


ユーロは、1993年11月に発足したEU(欧州連合)のもとで実施された通貨統合によって、1999年1月から電子決済通貨として取引が開始された通貨です。
現金通貨としてのユーロは2002年1月からと歴史が浅いのですが、取引量は米ドルに次いで世界第2位の取引量を誇っています。

ユーロは「ユーロ圏」と呼ばれるEU加盟の19カ国と、非EU加盟国6カ国の合計25カ国で統一通貨として使用されている通貨なんです。

アンチ・ドル通貨ユーロ!

ユーロと米ドルは反対の動きをするというのはよく言われます。
ユーロは「アンチ・ドル」ともいわれ、もともと米ドルに対抗して作られた通貨とも言われていますね。

その取引量は米ドルに次ぐ世界第2位!


引用元:Wikipedia

為替市場は、ドルを中心に回っていると言ってもいいです。
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そのため、世界第1位のドルに何か悪い要因があると、世界第2位のユーロが買われるという傾向があります。

また、為替市場では世界シェアトップ2のユーロ/米ドルの取引量が最も多く、高い流動性があります。

ユーロの特徴はボラティリティの高さ

ユーロはEU=欧州連合で使われている通貨です。
そのため、EU加盟国の中で何かがあると、ユーロ全体に影響を与えてきます。

分かりやすいところで言うと

ギリシャショック

ですね。

[aside type=”normal”]ギリシャショックとは2010年に起きたギリシャの経済危機。
要は財政破綻ですね。
ギリシャはEU加盟国であったため、ユーロ全体に大きな影響を与えました。
結局EUから援助してもらい何とか持ちこたえますが、ギリシャという国の信頼が落ちてしまったことでユーロ自体は大暴落しましたね。[/aside]

ギリシャショックのようなことが起きるとまず貨幣価値に影響が出ます。
国の信用によってその国で使われている貨幣価値が決まるわけですからギリシャの財政破綻で国の信用はガタ落ち。
するとギリシャで使われている法定通貨「ユーロ」に影響が出ます。

EU加盟国で使われている通貨ですから、ギリシャだけでなくユーロ全体に影響を与えたんですね。

これがユーロはボラティリティが高いと言われている理由です。

色んな国が集まっている中で使われている通貨ですから一つの国で何かあると全体に影響を与えてくるんです。

ユーロ圏経済の中心はドイツ


EU全体のGDPのうち8割はドイツ・フランス・スペイン・イタリアで占めています。

つまりこの上位4ヶ国の経済状況がユーロの価値を決めているようなもんです。

その中でもドイツはユーロ相場の変動に大きな影響を与えます。

ドイツは世界最大の経常黒字国として君臨。
EU全体の経常黒字のうち、なんと8割を稼ぎ出した貿易大国!

EUの中で経済の中心となっているのは言うまでもありませんね。

なのでドイツの経済はユーロの価値に大きく影響を与えてきます。

ユーロの値動きにドイツの経済指標は深く絡んでくるんです。

ユーロはドルに次ぐ取引量!

ユーロは米ドルに次いで世界第2位の取引量を誇っています。

「アンチ・ドル」といわれていることからも基軸通貨である米ドルに不安が集まると、自然と第2位の基軸通貨であるユーロが買われる傾向があります。
もちろん必ず反対に動くわけではありませんが・・・。

傾向としては反対の動きになります。

世界第1位が買われている時は2位はあまり買われず、1位の米ドルに何かあった時は2位ユーロの方が買われる、というような関係性。

世界1位の米ドルと第2位のユーロの組み合わせである「ユーロドル」は世界的に見ても値動き、取引量共にトップを誇ります。

米ドルとユーロは反対に動く傾向があるため、

どちらかに方向性が出たらその方向に一気に動く

ってのが「ユーロドル」の特徴になります。

値動きしやすい時間帯

欧州市場が開く時間は16時くらいからなのでこの辺りからユーロは一気に動き出してきます。
世界最大の取引量を誇る❝ロンドン市場❞が開く時間帯なので欧州圏の通貨が動くのは当然と言えば当然ですよね。

ここからFX市場全体でも活気が出てくる時間帯。

そして

ニューヨーク市場も開く21時~22時くらいがもっとも動く時間帯。

この時短帯は「ロンドン市場」「ニューヨーク市場」が同時に開いているため取引量がもっとも増える時間帯です。
1日の中でもっともボラティリティが高く値動きが激しくなる時間。

必然的に世界第1位の米ドル、世界第2位のユーロの値動きは激しくなります。

特にユーロドル(EUR/USD)の通貨ペアは世界で1番に取引が活発な通貨ペアでもあるので、この時間帯がユーロドルがもっとも動く時間帯です。

ユーロトレードの戦略

ユーロの特徴をまとめると

[aside type=”boader”]

  • ユーロはEU加盟国で使われている通貨の為、加盟国の中で不安材料があると統一通貨である「ユーロ」の値動きに影響を与える
  • ユーロに最も影響を与えるのは世界最大の貿易国である「ドイツ」の経済
    ユーロ取引の際は、ドイツの経済指標は要チェック
  • 「アンチ・ドル」ともいわれ米ドルと反対の動きをする傾向がある
  • 米ドルとの組み合わせである「ユーロドル」は方向性が出ると一気に動く
  • 値動きしやすい時間帯はロンドン市場が開く16時くらいからとニューヨーク市場が開く21時くらいから
  • 世界1位の米ドルと第2位のユーロの組み合わせである「ユーロドル」は世界的に見ても値動き、取引量共にトップを誇る

[/aside]

戦略としてはサラリーマンの仕事終わりから夜にかけての時間帯がもっとも動く時間帯になるので、この時間帯に仕掛けるのがセオリー。

特に「ユーロドル」の通貨ペアに関しては値動き、取引量共にトップを誇る通貨ペアなのでユーロを取引する際には外せない通貨ペアになります。

なので仕掛ける時間帯として

夕方から夜にかけて仕掛けていくトレード

が中心。

通貨ペアとしては

取引量、値動きともにトップである「ユーロドル」

を中心に値動きを見ていくのがいいと思います。

  • ユーロが買われているのか?
  • ドルが買われているのか?

っていうのを見るためにもユーロドルはチェックするべき通貨ペア。

世界シェアトップ2の通貨なのでドルかユーロ、どちらが買われているのか売られているのかを把握するだけでも、ほかの通貨ペアでトレードする際に役立ちます。

この2つの通貨中心にトレードする場面が多くなると思うのでユーロドルは要チェック!

「ユーロドル」の値動きを見つつ、「ドル」「ユーロ」が絡んでいる通貨ペアを見るって戦略がおすすめ!

時間帯的にも夕方~夜にかけてもっとも値動きが激しくなる通貨ペアなのでサラリーマン、いや・・・日本人トレーダーにとって外せない通貨ですね。
値動きがあるということはそれだけチャンスも多くなりますから。

世界第2位の通貨「ユーロ」
その特徴を理解してトレードに役立てていきましょう!

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