あなたは何度も反発している価格帯「支持線・抵抗線」まで価格が到達した場合、どうしていますか?
ポジションを閉じる?
そのまま保有し続ける?
この辺りの明確な判断はむずかしいですよね。
ただ、ここの判断が出来ないと、
伸びた場合は「あぁ切らなきゃよかった」と後悔し、
反転した場合は「ポジションを閉じればよかった・・・」
となるわけです。
今回の記事ではこういった「支持線・抵抗線(サポートライン、レジスタンスライン)」付近でどうすればいいかってのを実際のトレードをもとに解説していきます。
日々の値動きの中で必ずといっていいほど形成される「支持線・抵抗線」
是非、あなたのトレード戦略の参考にしてみてください。
抵抗線・支持線でとるべき2つの戦略
僕のトレードは抵抗線・支持線を軸にしたトレード。
と、言うのも値動きは一直線に伸びるわけではなく、支持線・抵抗線を形成しながらチャートを描きます。
価格は支持線・抵抗線を形成しながらチャートを形成し、超えたら次の支持線・抵抗線に向けて動きます。
で、この支持線・抵抗線はキッカケがない限り超えていきません。
超えれば次の支持線・抵抗線に向けて動き出しますが、超えなければ価格はもとの価格帯に戻り、もみ合いのレンジに移ります。
ここでポジションを保有するか切るか、の判断を明確にできれば利益は最大化出来ます。
反転するときにはポジションは閉じ、伸びる場合にポジションを保有しているのが理想ですよね?
価格が支持線・抵抗線まで到達した場合にとる戦略は2つ。
単純で当たり前に思うかもしれませんが、
- 超えた場合には持ち続ける
- 超えない場合はポジションを閉じる
この2つです。
1・決済する
まずひとつ目は「決済」
価格が支持線・抵抗線を超えていかない場合はポジションを閉じ、利益を確定します。
支持線・抵抗線は反発の回数が多ければ多いほど、市場にとって意識されている可能性は高いです。
同一価格帯で何度も止められ、超えられていないということですからね。
だから僕は基本的に「支持線・抵抗線」までを利食いの目安にトレードを仕掛けます。
サポートライン・レジスタンスラインを超えるかどうかはわかりません。
ですが、何度も反発していればそれだけ意識されている、という判断は出来ます。
だから欲張らず、反転したらその地点で決済するわけです。
何度も反発しているということは再度反発する可能性が高いですからね。
せっかくの利益を損失に変えてしまうことがないよう、何度も反転しているサポート・レジスタンスでは決済する、というのが基本。
ただし・・・
どれだけ強力な支持線・抵抗線だろうときっかけがあれば、いずれブレイクします。
そしてサポートライン・レジスタンスラインが強ければ強いほど、ブレイク後の動きも大きくなります。
何度も反発を繰り返しているサポートライン・レジスタンスラインをブレイクしたあとは、それまで押さえつけれてきたところから溢れ出すということ。
強く押さえつけられればそれだけ反動もおおきくなるということです。
一度決壊した堤防から溢れ出す水の勢いはすぐに落ち着くでしょうか?
支持線・抵抗線のブレイクもそれと同じです。
堤防から溢れ出した勢いは簡単に止まらないんです。
つまり、この動きを捉えることができれば大きな利益に繋がりますよね?
この動きを捉えるために、僕が使うもう一つの戦略があります。
それが、
「支持線。抵抗線でポジションの半分を決済し、残りで伸ばす」
という方法。
2・半分を決済して保有する
僕のトレードは毎日仕掛けるものではありません。
月に数回程度。
本当のチャンスが来るまではひたすら待ちます。
その少ないトレード回数で利益を上げていかなければいけませんから、1回のトレードでできるだけ大きな利益を取りたいわけです。
かといって、せっかくの含み益を損失で終わらせたくない・・・
でも大きな動きはとらえたい・・・
で、行き着いたやり方が「半分決済する」というやり方。
支持線・抵抗線が超える兆候を見せたらポジションの半分を決済し、半分はそのままにしておきます。
こうすることで、仮に思ったほど価格が伸びなければ損失を減らせますし、
伸びたら半分のポジションが利益を最大化してくれます。
タイミングが合えば増し玉でポジションサイズは増やせますし。
どう動くかわからない以上、リスクは限定したいわけです。
リスクヘッジしながら利益を出すためにはどうしたらいいかを考えた結果、ポジションサイズをコントロールしながら値動きを追えばいいと思ったんです。
利益、損失はポジションサイズで変わってきますからね。
利益を残しつつ伸びたらその分だけ利益を上乗せすることができるこのやり方にたどり着きました。
ではどこで判断すればいいか?というと、
「終値」の動きで判断していくんです。
決済か保有の判断は終値の動きで判断する
支持線・抵抗線までの価格が動いた時の戦略について解説してきました。
ここで疑問に思うのが、どこでその判断をすればいいか?という点ですよね。
判断は「終値」が超えているかどうかで判断します。
場中で支持線・抵抗線を超えていても、終値にかけて押し戻される、という動きはよくあります。
終値にかけて戻される、ということはもうこれ以上保有する意味がないという判断を下した投資家が大半だ、ということを意味します。
具体的には「ローソク足の形」をみて判断していくんです。
※ローソク足の形から場中でどういった動きがあるかを以下の記事で解説しています。
見ていない方は見ておいてください。
価格を動かすのは莫大な資金を持ったトレーダーです。
それら大口の投資家の売買によって市場は動きます。
僕らのような個人トレーダーは大口の投資家に逆らってはいけません。
大口がポジション調整の動きを見せたら、それに追従するのが小口投資家にとって最善の策。
強者に逆らってはいけません。
終値、つまり、市場の引けにかけて価格が逆行していくのであれば十中八九ブレイクの動きでは無かったということです。
寄り付きから価格が勢いよく動きたとしても、終値にかけて戻るようであれば切るべき。
終値が支持線・抵抗線を超えていないのであれば「決済」するべきでしょう。
反対に引けにかけて動きが全く衰えず、終値も完全にブレイクしているのであれば「ポジション保有」の戦略に切り替えます。
終値にかけて価格が伸びている、ということはその動きは継続する可能性が高いです。
寄り付きからの動きが継続し続けているわけですからね。
ブレイクがダマシであれば勢いは衰えるはずです。
ですが、ブレイクが本物であればそこに売買が集中します。
出来高は上がり、必然的に価格は伸びるわけです。
ポジション保有か決済かの判断は終値の形で判断してください。
実際のトレードで解説
ではここから、実際のトレードをもとに解説していきますね。
と、言いたいところですが、少し長くなってしまったので別記事で解説していきます。
↓↓↓
今回の記事で解説した「ポジションを半分決済し値動きを追ったトレード」
僕がどこに注目してポジションを保有する判断をしたかについて解説しています。
是非、参考にしてみてくださいね。
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