為替市場での一大イベント・・・それが【雇用統計!】
今回は❝雇用統計後にエントリーしていいのかどうか❞がテーマ!
とくにアメリカの雇用統計は経済指標の中でも特に注目されます。
言ってみれば、キングオブ経済指標!
全世界のトレーダーが注目してるので時には数百pips動いたりもします。
で、今回コンサル生の方から
[chat face=”817-1.png” name=”” align=”left”]雇用統計後にエントリーしていいのでしょうか?[/chat]
という質問をいただきました。
これに関してはイエスでもあり、ノーでもあるんです。
そのあたりを詳しく解説していきます。
コンサル生からの質問
[chat face=”817-1.png” name=”Mさん” align=”left”]本日、雇用統計があったので雇用統計前のエントリーは、しないと考えておりました。
雇用統計後は、エントリーできたのでしょうか?
出来上がったチャートだと 完璧に入れたような感じです。[/chat]
質問回答
[chat face=”2803023_2up.png” name=”わたなべ” align=”left” icon_blue”]こんにちは![/chat]
雇用統計前はエントリーは控えた方がいいと思いますが、雇用統計後にはっきりと市場に方向性がでた場合であればエントリーしていいと思いますよ!
ただ今回の雇用統計では一直線に伸びていますが、そういう時ばかりではないので迷うくらいならエントリーしない方がいいですね。
50pips下がって、30分後に50pips上がる、とかも普通にあるので。
雇用統計とか市場が大きく動いた時のエントリーの目安としては、
急激に価格が伸びた後は必ず戻す動きがあるのでそれからですね。
価格が急激に伸びている時にあせってエントリーすると大抵うまくいきません。
なのであせらず、一旦値動きが落ち着き戻ってきてからです。
今回の雇用統計は
- 非農業部門雇用者数が予想よりも増加した
- 過度な利下げ観測が後退したこと
- 米10年債利回りは1.95%台から2.06%台まで急上昇したこと
これらの要因でドルが買われました。
ですが、この急激な値動きはいつまでも続くわけではありません。
かならずどこかで動きは鈍ります。
そしてこの日は金曜なので、急落の動きに乗り売りで入ったトレーダーは週を持ち越さず決済する動きが必ず出るはずです。
チャートを見ると、雇用統計後、急落がストップしている場面がありますね。
ドルの買いが一服したと見ていい動きです。
基本的に狙うのはここです。
急落から、戻り目をつけています。
それに伴って「ADX」も勢いがやや弱まっています。
ADXはトレンドの勢い・強さを表しますから、押しや戻りの際には下がります。
勢いが出れば再度上がっていきます。
つまり、押しや戻りの際にはADXは一時的に下がる、ということです。
ここから再度下落の動きが出てくるようであれば雇用統計の一時的な下落ではなく、下降トレンドが継続していく可能性が高いと判断できます。
雇用統計をきっかけにトレンドが継続していく可能性の高い動きをしてくるのであればその流れに乗ります。
あせらず方向性の判断がしっかりついてからエントリーするということです。
トレンドは一直線に伸びるわけではなく、勢いが出る場面と弱まる場面をくり返しながら形成されますから。
ここで大事なのは❝抵抗線がどこか?❞
ということです。
抵抗線がなければ損切りを置けません。
先ほども言いましたが、トレンドは一直線に伸びることは無く、拡大と縮小をくり返しながらトレンドを形成していきます。
[kanren postid=”4517″]
なので一時的に戻ったりする動きは必ずあります。
この一時的な戻りにひっかかって損切りする、ということは避けたいわけです。
方向性が合っているのに、一時的な逆行に刺さって損切りしないために基準となる抵抗線を決めるんです。
で、僕の場合、抵抗線と見立てるのは「移動平均線」です。
なので最初にお伝えしたエントリーのタイミングは
「価格が移動平均線まで押し・戻りを付けたところ」
なんです。
損切りを移動平均線の上に置くのは抵抗線を超え、トレンドを否定されたタイミングだからです。
それを踏まえた上で、今回のような時はエントリーするタイミングではないですかね。
金曜でもあるので市場がクローズするのが近いですし、しっかりとした戻りを確認してからエントリーしたいので。
次の週にこのトレンドが継続していくようであれば移動平均線を抵抗線と見立て、エントリーしていっていいと思います。
1時間足や4時間足のトレンドに乗るのである程度の時間は保有しますからね。
あせらず、しっかり市場がどういう動きをするのかを確認してからでも遅くはないです。
雇用統計ではないですが、FOMC後に行ったトレードです。
[kanren postid=”4370″]
この時もニューヨーク時間で急落しましたが、その後少し値動きが落ち着きました。
そこから価格をしっかりと戻し、下落の動きがでたところでエントリーしました。
時間があるときにでも見てみてください。
[chat face=”817-1.png” name=”Mさん” align=”right”]お忙しいところご指導ありがとうございまます。
((雇用統計ではないですが、FOMC後に行ったトレードです。))
上の記事も読ませていただきました。
今の自分が思っているエントリータイミングは一歩早いのがよくわかりました。
次のタイミング待ってよく見てエントリーされているのがよくわかります。
ルール的にはできそうです。
この技術を、今年中に手に入れて楽しい人生を必ず手に入れます。
今後もよろしくお願いいたします。[/chat]
[chat face=”2803023_2up.png” name=”わたなべ” align=”left” icon_blue”]焦る必要はないと思いますよ!
待っていれば必ずチャンスはきますから。
チャンスまでしっかり待つことを覚えることが出来れば、少なくとも大負けは無くなりますからね。
あせらずじっくり見ていきましょう![/chat]
まとめ
雇用統計などの重要なイベントの際に価格が大きく動くことがあります。
[chat face=”817-1.png” name=”” align=”left”]グイグイ一方向に動いていると、エントリーしたくてうずうず・・・[/chat]
なんてことになっていませんか??
そんなことを思っているソコのあなた!
価格は一方向に動き続けることはありません!
かならずどこかで勢いは弱まります。
わざわざ大波に突っ込んでいく必要は無いです。
次の波に備え、ベストなタイミングでその波に乗った方が上手くいく可能性はずっと高くなります。
- 市場が一時的に反応した値動きなのか?
- それとも継続的に流れを作る値動きなのか?
大事なのは全体の流れです。
一時的なものなのか全体としての流れなのかで期待値は変わってきますからね。
大きな流れの方が強く、一時的な流れは単なるちゃぶつき、という可能性も十分あります。
あせらず、じっくりと
・全体の流れ
・支持線・抵抗線
これらがはっきりとするまで待っていた方がいいです。
その方が最終的にうまくいきますから。
一時的な値動きに一喜一憂する必要は全くないですね。
雇用統計などの重要な指標後のエントリーはしっかり流れが確認出来てからです。
流れと正反対なら、流れが出来るまでじっと待ちましょう!
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