オン・バランス・ボリューム??
ダイバージェンス??
よくわからないですよね(;^ω^)
言葉は難しいかもですが、大丈夫ですよ~奥さん!
今回の記事では非常に使えるツールである
【オン・バランス・ボリューム(OBV)】
を実際のトレードで解説していきたいと思います!(^^)!
というのも僕の手法は「ダウ理論」にもとづいています。
ダウ理論には
【トレンドは出来高でも確認されなければならない】
という考えがあります。
この「出来高」を見れるのがOBV(オン・バランス・ボリューム)というインジケーターなんです!
使っている人は少ない印象ですが、かなり使えるツールなので是非、使ってみてください(^^)
オン・バランス・ボリューム(OBV)とは?
まず初めに「オン・バランス・ボリューム(OBV)」について。
[box class=”yellow_box” title=”「オン・バランス・ボリューム(OBV)」とは”]
オン・バランス・ボリューム(OBV)は出来高を見るインジケーター。
オン・バランスは「差し引きして」という意味であり、OBVとは差し引き計算による出来高を表します。
FXは投機目的の取引だけではなく実需(じつじゅ)の取引もあります。
外国為替証拠金取引(FX)は売ったり買ったりで利益を得る目的(投機目的)のほかに、
円をドルに換えたり、ドルを円に換えたり・・・
というような取引(実需取引)もあるんです。
それにくわえ、市場規模がとてつもなくデカいです。
なので市場全体の正確な出来高は把握できないんですよね。
オン・バランス・ボリューム(OBV)はローソク足の値動きを差し引きすることで出来高を判定するインジケーターです。
簡単に言えば・・・
ローソク足が陽線(上がってたら)プラス
ローソク足が陰線(下がってたら)マイナス
とカウントしてその数値を前回の値動きと
差し引きしたものを線で表したものです。[/box]
つまり・・・
- ローソク足が前回よりも高ければプラス(買いの動き)
- ローソク足が前回よりも低ければマイナス(売りの動き)
この量を前日までの値に、足したり引いたりして出来上がるインジケーターが「オン・バランス・ボリューム(OBV)」のラインなんです。
[chat face=”2803023_1up.png” name=”よくたろう” align=”left”]・・・よくわからん・・・[/chat]
って人は、単純に
前回より買いの注文が多ければ「オン・バランス・ボリューム(OBV)」は上がり
反対に
前回より売りの注文が多ければ「オン・バランス・ボリューム(OBV)」は下がる
というわけ。
- 買いが多ければ上がり
- 売りが多ければ下がる
ってのがオン・バランス・ボリューム(OBV)というインジケーターだと思ってください。
出来高とトレンドの関係
少し話は脱線しますが、出来高とトレンドは密接な関係があります。
出来高とは・・・取引されている総量のことです!
取引が多ければ(出来高が多ければ)当然チャートは動きますよね?
出来高が少なければあまり価格は動かないんです。
- 取引する人が多い=価格は動く
- 取引する人が少ない=価格は動かない
出来高(取引の量)はトレンドと比例しているんですね。
ですが・・・
出来高とトレンドが比例しないときがあるんです!
それが「ダイバージェンス」と呼ばれるもの。
ダイバージェンスとは?
[aside type=”normal”]ダイバージェンスとは・・・
ローソク足の動き(実際の値動き)とテクニカル指標(主にオシレーター系インジケーター)の動きが逆に動く現象をいいます。
価格は上がっているのにインジケーターでは下がっている、という現象。
オシレーター系の指標は相場の上がりすぎ、下がりすぎをシグナルとして教えてくれるインジケーターです。
価格が上がっているけどオシレーター系では下がっている、つまり
[chat face=”2803023_1up.png” name=”オシレーター” align=”left”]買われすぎてるからそろそろ下がるよ~[/chat]
とシグナルが出ている状況だと、価格とオシレーターが逆に動くんですね。
上はオシレーター系指標の「RSI」を表示させています。
ダイバージェンスが出たあと、価格は若干落ちていますよね。
オシレーターを使っているトレーダーは主にこの買われすぎ、売られすぎのシグナルをもとにトレードしています。[/aside]
ですがオシレーター系ではなく、僕が使うのは・・・
出来高と価格のダイバージェンスです!
出来高とトレンドが比例しているうちは、方向性の出ているトレンドと判断できますが、
出来高が下がっているのにトレンドが出ている場合はトレンドに勢いがなくなってきているサインになるんです!
出来高がともなっていない価格の上昇は何らかの原因によって勢いが弱まっている、と仮定できるんですね。
ここから、この「ダイバージェンス」と「オン・バランス・ボリューム(OBV)」を使った取引を解説していきます。
実践トレード!
短期足でのダイバージェンスを目安にエントリー!
取引通貨は「ユーロ円!」
- 長期=レンジ
- 中期=下降
- 短期=やや上昇
という相場状況でのエントリー。
まずは日足チャートから。
[aside type=”boader”]ユーロ円日足
[/aside]
日足は方向性がなくレンジ帯の値動きですね~。
下に表示させているのが「オン・バランス・ボリューム」
オン・バランス・ボリュームもあまり動きがなく、レンジと判断できます。
ただ直近の値動きは安値のゾーンに向かって下落気味ですね。
続いて中期の時間軸を見ていきます。
[aside type=”boader”]ユーロ円1時間足
[/aside]
1時間足では下降トレンドですね!
移動平均線は下向きになり、安値を切り下げていっています。
オン・バランス・ボリュームも下落しているので、出来高をともなった下落とみてよさそうです。
売り目線で戦略を立てれますね!
細かいエントリーポイントを探るため、5分足を見ていきます。
5分足でダイバージェンス!
[aside type=”boader”]ユーロ円5分足
[/aside]
ダイバージェンスが出ていますね(/・ω・)/
ローソク足はやや上昇していますが、
オン・バランス・ボリュームが下降しています。
つまり・・・
ローソク足の上昇は出来高をともなった上昇ではない!
と判断できます。
出来高は下へ向いていますから、価格も下へ向かう可能性は非常に高いです!
トレンドは出来高でも確認されなければいけませんから、5分足の上昇は単なる調整の値動きというのが濃厚ですね。
中期的には下降トレンド、長期はレンジ相場、
直近の値動きはレンジの底値へ向かっていますからそこまでは下落していきそうな相場状況。
ってことで売りで入りたいんですが、反転のポイントぎりぎりまで待ちたいところ。
ここで「オアンダ・オープンオーダー」を見てみます。
オープンオーダーを見ると126.600円~126.550円に売りの注文が入っている多く入っていますね。
正確な数字は分からないので、この辺りの価格帯で抵抗帯になりそうなところがないか再度チャートを見てみると・・・
ちょうど126.600円~126.550円の間、126.579円にレジサポラインが引けます。
この辺りが抵抗帯になっていそうですね。
ってことでレジサポで反発したところを目安にエントリー!
損切りはこのレジサポを上に抜けたあたり、マイナス10pipsの位置に置いています。
利食いは日足レンジの底値まで狙っていこうかとも思ったんですが、オアンダで買い注文が入っている価格があります。
126.300円台に買いが集まっていますね~。
ここで一旦戻しをつけそうなので無理せず126.300円ちょい手前、プラス15pipsあたりに決済を置いておきます。
中期的には下降トレンドですが、長期はレンジですからね。
大きな利益は狙わず、細かくとっていく戦略です。
トレード結果
[aside type=”boader”]ユーロ円5分足
[/aside]
無事、利食いです。
値動きを見ると決済後、想定通り126.300円のあたりで戻しの動きがありましたね。
オン・バランス・ボリュームの出来高も上昇しています。
利食いとしてはベストなタイミングだったかなと。
まとめ
オン・バランス・ボリュームは出来高を見ていくのにとても有効なインジケーターです。
今の相場の動きが出来高をともなったトレンドなのか?
それとも
出来高をともなわない調整の動きなのか?
っていうのを見ていけるのでトレンドフォローに最適です。
押し目買い・戻り売りのタイミングを計るのにも使えますしね!
これにフィルターとして「オアンダ・オープンオーダー」を組み合わせることでより精度の高いトレードが出来るようになります。
【オン・バランス・ボリューム(OBV)】
是非、使って見てください!(^^)!
[chat face=”2803023_1up.png” name=”” align=”left”]使ってみたいけど、まだいまいち使い方がわからないな・・・[/chat]
って方はお問い合わせからでもコメントからでも遠慮なく質問してくださいね!
お待ちしております(^^ゞ
コメント
コメント一覧 (1件)
めちゃくちゃ分かりやすかったです!