FX移動平均線の組み合わせとベストな設定を考える

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今回の記事は「移動平均線」の組み合わせと設定について。

人によって使うインジケーターはそれぞれですが、移動平均線を使っているトレーダーはヒジョーに多いです。

使っているトレーダーは多いですが、移動平均線の設定期間は様々。

200日移動平均線だったり、20日平均だったり、5日だったり・・・。

ぶっちゃけ正解ってないです。

トレーダーのやり方によって変わってきますから。

ですが、それぞれ考えがあって期間を設定しているのも事実。

そこで今回は僕の移動平均線の設定と組み合わせ、そしてなぜこの設定にしたのかってのを記事にしていきたいと思います。

移動平均線はシンプルなインジケーターですが、シンプルなゆえに使う人によっていろんな顔を見せます。

順張りに使う人もいれば、移動平均線を逆張りの指標に使う人もいます。

その上での僕の使い方。

参考にしてみてくださいね^^

目次

移動平均線とは?


まず【移動平均線】について簡単に説明を。

移動平均線とは名前の通り“値動きの平均を結んだ線”のこと。

動きの平均と言っても始値の平均だったり、終値の平均だったり、
平均に使う数値も色々です。

そこらへんは詳しく説明しているサイトもありますし、書店で売っている本に詳しいことは書いてあるのでそちらを読んでもらうとして・・・。

いや、めんどくさいからとかじゃないすよ(笑)

このあたりも説明しちゃうと、めちゃくちゃ長くなっちゃうので割愛です。

まぁ簡単に言えば、一定期間を結んだ値動きの平均を線にしたものです。

そして、この移動平均は一つだけしか使っちゃいけない、という決まりはありません。

何本表示させてもいいんですね〜。

もちろん1本だけでもいいですし、
何十本(複合型移動平均線、GMMAと呼ばれるもの)表示させてもいいですし、トレーダーによって使い方は様々。

ゆえに奥深いインジケーターなんですね。

値動きの平均を結んだ単純なインジケーターですが、使う人によって様々に形・戦略を変える・・・。

それが【移動平均線】

まぁ使わなきゃ勝てないっていうたぐいのものではありませんけどね。

ただ値動きの平均を表してくれるインジケーターなので、流れを見るには優れたインジケーターです。

僕のトレードって今の流れに乗っていくもの。

だから今の流れを見るために移動平均線を使っているんです。

で、僕の場合、複数の移動平均線を使っています。

なぜ複数使うかと言うと、

  • 相場の流れを見やすくするため
  • パーフェクトオーダーの存在
  • 手仕舞いシグナル

この3つが主な理由。

一つ一つ解説していきますね。

相場の流れを流れを見る


移動平均線は一定期間の値動きの平均を折れ線グラフで表したもの。

一定期間の値動きが上がっていれば平均線は上がりますし、下がっていれば平均は下がります。

言ってみれば移動平均線は相場の流れそのものなんです。

相場の流れは常に変わっています。

短期的には上がったけど、長期的に見れば下がっている・・・

ということは普通にありますし、そんなことはしょっちゅうです。

そこで複数の移動平均線を使うことで、それぞれの期間での流れを見ていくわけです。

つまり僕が知りたいのは期間ごとの売買比率はどうなっているのか?ということ。

短期的に買われているのか売られているのか?
長期的には上がっているのか下がっているのか?

今の状況を知りたいんです。

ですが、ニュースなどで今の状況を知ろうとはしません。

僕は値動きがすべてだと思っていますし、ニュースの情報に惑わされたくないんです。

単純に終値の平均が上がっていれば買われていますし、終値の平均が下がっているなら状況は売られている、と判断できます。

そこでしか判断しません。

必要なのは上がっているのか下がっているのかの事実だけ。

ちなみに僕は移動平均線を「終値」の平均で算出していますが、終値ってその日の市場の終わりにつけた価格。

つまり前日と比べて終値が前日よりも上で終えているのであれば、前日よりも買われて終わった、ということ。

逆に前日と比べて終値が下で終えているのであれば、前日よりも売られて終わった、ということです。

前日より買われているのか?売られているのか?

その前の日と比べたら?

一週間前と比べたら?

こうやって見ていくことで今の相場の流れがわかります。

僕は単純に買われていたら買いますし、売られていたら売ります。

その流れを見るために移動平均線を使っているんです。

複数使うのは、短期的な動きから長期的な動きまでの流れを知りたいから。

短期的には買われているけど、長期的には売られている・・・、
って時には手を出したくないからなんです。

だって、その流れだとどっちに優位性があるかわからなくないですか?

短期的な流れがそのまま継続していくかもしれないし、長期的な流れに戻されるかもしれないし・・・。

僕はそんな状況で取引したくありません。

僕が取引するのは短期から長期まで同一方向を示した時だけです。

それぞれの期間で同一方向であれば、その方向に優位性があるのは間違いないですから。

短期的にも長期的にも買われているなら相場は買いが絶対的に強い力を持っていると思いませんか?

僕はそう信じています。

神様でも何でもないですからね。

流れができたらそれに乗るんです。

で。流れが変わったら出る。

僕はそんなシンプルなやり方が合っていますし、それで利益を出してきました。

あれこれ考えても上手くいかないですよ。

単純に流れに乗る、それだけで十分です。

パーフェクトオーダー


この「パーフェクトオーダー」も上で説明した“相場の流れを見る”ということにつながっています。

短期から長期まで、すべての期間で同一方向を示していればその方向に優位性がある、と言いました。

だってそうですよね?

短期〜長期にかけて終値が切り上がっている、もしくは切り下がっている。

ということであれば相場全体がその方向へ強い力が働いていることを表しています。

パーフェクトオーダーとはそんな状態を表しているものです。

わかりやすく3本の移動平均線を表示させてみます。

黄色の枠で囲った部分が「パーフェクトオーダー」

3本の移動平均線が同一方向に伸びていますよね?

チャートを見れば分かる通り、かなり方向性がわかりやすい。

それにひと目でどちらに優位性があるのかわかりますよね?

僕がトレードするのはこの状況です。

この状況でトレードしたいから移動平均線を使うんです。

移動平均線同士がもつれて方向性がはっきりとわからない状況ではトレードしません。

複数の移動平均線を使うと取引すべきではない状況もわかります。

同一方向に価格が伸び、市場の方向性をはっきりと理解出来る状態、それがパーフェクトオーダーという形なんです。

手仕舞いシグナル【ゴールデンクロス】【デッドクロス】


移動平均線は相場の流れを見る以外にもう一つ役割があります。

それが「手仕舞い」

ポジションを閉じる判断にも使えるんです。

で、その判断をどこでするかと言うと【ゴールデンクロス・デッドクロス】と呼ばれるもの。

ゴールデンクロスとは短期線が長期線を上に抜くこと。

デッドクロスとは短期線が長期線を下に抜くこと。

短期間の値動きの平均が長期の平均価格と逆にいく、という状態。

詳しくは下の記事を読んでみてください。

「ゴールデンクロス」「デッドクロス」についてに解説しています。

↓↓↓

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短期の移動平均線の方が反応は早いんですが、”ダマシ”の動きも増えます。

ですが僕の場合、流れが変わったと判断したすぐに出ます。

そうやって損切りを先延ばしにしていくら負けたことか・・・。

なので流れ、トレンドが変わる予兆を見せたら早めに出ちゃったほうがいいんです。

その逆行がダマシで、また同じ方向に動き始めたとしたらまた入り直せばいいだけですから。

それよりも損失を大きくすることの方が問題。

一回損切りを先延ばしにすると、クセになっちゃいますからね〜。

ましてやそれが利益につながると、最悪。

それが正しいと思っちゃいますからね。

で、許容損失額をはるかにオーバーし、今までの利益を吹き飛ばすほどの大負け・・・となるわけです。

流れが変わっているのに、いつまでもそこに居座るのは果たして正しいことなのでしょうか?

僕は風向きが変わったらすぐに出ます。

値動きを完璧に捉える必要なんてないですからね。

移動平均線の期間はどのくらいがいい?


ここまで僕が移動平均線を使う理由、どういったことを見るために移動平均線を見ているのか解説してきました。

では一体、移動平均線はどの期間で表示させるのがいいのでしょうか?

20日移動平均線でしょうか?

5日移動平均線でしょうか?

それとも200日移動平均線でしょうか?

答えは・・・

どれでもいい、です。

移動平均線の期間に正解はないんです。

だってそうですよね?

手法に正解がないのと同じで、移動平均線の設定に正解があるわけないんです。

そもそも移動平均線自体、順張りだけに使うインジケーターではないです。

移動平均線を逆張りに使う人だっているわけです。

短期でトレードをする人もいれば長期間ポジションを持つ人もいる。

だったら当然、流れを見る移動平均線の期間だってそれに合わせてやらなければいけません。

短期トレードだったら移動平均線の期間も短い期間、例えば5日線(5日間の平均、つまり1週間の平均)を使ったり、
人によっては20日間(1ヶ月)が短期という人もいるかも知れません。

240日(1年間)が短期と言う人もいれば、20日間は長期だという人もいます。

正解がないんです。

トレーダーによって変わってくる。

だから期間を考える前に、まず自分のトレードスタイルを考えないといけません。

短期、5分でトレードを終えるスタイルなのか、
長期間、何ヶ月もポジションを持ち続け利益を得るスタイルなのか・・・。

何ヶ月も何年もポジションを持ち続け、長期の流れに乗っていくスタイルなのに5日間の平均なんて気にするでしょうか?

1年の流れに比べたら、1週間の流れなんてノイズでしかありませんよね?

期間を考えてからトレードを決めるんじゃないんです。

自分がどういった動きを捉えるかによって期間を考えていくんです。

僕の場合は20日移動平均線を使っています。

土日を除いた1ヶ月の取引日数は20日間ですから
(月曜〜金曜で5日間×4週間で20日)
20日間の平均のトレンドを知りたい。

今までチャートを研究してきて、
1ヶ月の間に1回〜2回、日足で強い短期トレンドが形成されることがわかりました。

僕はその1、2回形成される、勢いをました短期トレンドに乗りたい。

僕にとってもっとも利益を出せるタイミングがそこなんです。

他の動きに無理に合わせようとすると、勝ったり負けたりで安定して利益を出せないんですよね。

1ヶ月に1回の取引チャンスをじっと待つ。

僕が勝てるのはそこだけです。

だから20日間の平均価格の推移を見て、ここだというタイミングで仕掛けるんです。

20日移動平均線を使っているのは、なんとなくみんなが使っているからとか、
使っている人が多いからとかじゃなくて、1ヶ月の取引日数から導き出した期間なんですよね。

1ヶ月のうちに形成させる短期トレンドにのりたいからこの期間に設定しているんです。

この期間は僕のトレードスタイルでのベストな期間。

別なトレーダーにとっては適切な期間ではないかもしれません。

自分がどの期間の平均価格を知りたいか、で設定期間は変わってくるんですよね。

まとめ


今回の記事では僕が移動平均線を使う理由と、どこを見ているか?ベストな期間はいつなのか?ということについて書いてきました。

色々書いてきましたけど、結局は人それぞれ。

トレーダーによって無限に使い方があるんですよね。

で、僕が移動平均線で一番気に入っていることがもう一つあります。
それは・・・

非常にシンプルだということ!

僕はシンプルで単純なものが好きです。

そして単純なものがもっとも利益をとれると信じています。

移動平均線は一定期間の動きの平均。

とってもシンプルで単純じゃないですか?

シンプルで単純だから、トレーダーによって使い方は無限にある。

単純だから、いろんな使い方が出来るし、平均価格なので客観的に見れる。

トレーダーによって見方が変わる主観的なものではなく、終値の平均価格という誰が見ても変わらない数値を使っています。

全世界共通の数字。

数字は嘘を付きませんからね。

終値もそう、平均価格もそう、確率だってそう。

シンプルで単純で誰が見ても変わらない終値の平均の線、
それが【移動平均線】

期間に迷っている、という方は今回の記事、参考にしてみてくださいね^^

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