僕のトレードの軸は「移動平均線」
移動平均線はトレンド系のインジケーターとして使っているトレーダーは多いです。
この「移動平均線」、
トレンドの判断だけでなく、仕掛け(エントリー)のシグナルになりますし、手仕舞い(決済)のシグナルにもなるんです。
流れを見るインジケーターなので、流れができたらエントリーし、流れが変わったらポジションを閉じる、ということに使えるんですね。
その際に使えるのが
- ゴールデンクロス
- デッドクロス
と呼ばれるもの。
今回の記事では僕も実際に使っているこの2つのシグナルについて解説していきますね。
移動平均線を制するものは相場を制す!
とは言われてませんが・・・少なくとも僕自身はそう思っています。
それくらい「移動平均線」って優れたインジケーターなんです。
移動平均線のシグナルは色々
移動平均線を使ったシグナルと言っても色々とあります。
移動平均線乖離率だったり、グランビルの法則だったり・・・
まぁ世の中に手法は星の数ほどありますし、何が正しくて何が間違っている、とかはないですからね。
トレーダーと同じ数だけやり方はあります。
どんなやり方だろうと勝てればいい。
だってそうじゃないですか?
トレードなんて金儲けのためにやっていますからね。
勝てなきゃやる意味ないんですよ。
まぁ僕は楽しいからやっているってのもありますが・・・。
その辺は置いといて。
ノウハウだけを集めたところで勝てなければ意味がありません。
知識だけパンパンに入れてところで使わなければ脳内メモリの無駄遣い。
自分が本当に理解出来るやり方だけに集中していった方がいい結果につながります。
で、今回解説していくものは「ゴールデンクロス」「デッドクロス」と呼ばれる移動平均線の交差のシグナル。
乖離とかグランビルの法則とかはまったく気にしてません。
それでいいんですよ、実際。
全部のシグナルを理解し適切なタイミングで使うなんて出来ませんからね。
移動平均線の交差
移動平均線の交差をシグナルとして使っていくわけですから、移動平均線は2本以上、表示が必要です。
で、その期間も同じ期間では交差しませんよね。
なので、移動平均線の期間も変えてやらなければいけません。
期間も短い期間から長い期間と、それぞれずらして表示させることで移動平均線の交差を見ていけるわけです。
今回の解説で使う移動平均線の期間はそれぞれ“20日移動平均線”と”10日移動平均線”を使っていきます。
まぁ期間についてはなんでもいいんですが、実際に僕が使っている移動平均線の期間なのでこの2本の移動平均線を使っていきますね。
移動平均線のゴールデンクロスとは?
移動平均線のゴールデンクロスとは
“短期移動平均線が長期移動平均線を上に抜くこと”
赤が長期移動平均線、青が短期移動平均線です。
黄色の○で囲った部分が「ゴールデンクロス」
赤い長期線を青の短期線が上抜いているのがわかります。
まぁ単純に、移動平均線が下から上に抜くのが”ゴールデンクロス”です。
移動平均線のデッドクロスとは?
反対に移動平均線のデッドクロスとは
“短期移動平均線が長期移動平均線を下に抜くこと”
黄色の○で囲った部分が「デッドクロス」
赤い長期線を青の短期線が下に抜いているのがわかります。
移動平均線が上から下に抜くのが”デッドクロス”
ゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売る
ゴールデンクロス、デッドクロスが形成された場合、単純に
【ゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売る】
というものが売買シグナルになります。
チャートを見ても有効なシグナルということがはっきりと分かりますよね?
移動平均線の交差で買い、交差で売る・・・
単純ですごくいい。
まぁ実際にはゴールデンクロス、デッドクロスだけだと”ダマシ”が多いので、ローソク足の形を見て総合的に仕掛けるかどうかを判断しますが。
ただエントリーや決済を考える時の状況判断として移動平均線がどうなっているか?ってのは必ず見ます。
移動平均線は一定期間の終値の平均を結んだ線。
つまり、それぞれの期間で終値がどうなっているのか?
買われて終わっているのか?売られて終わっているのか?
平均したら買われているのか?売られているのか?
ここを判断するために移動平均線を使うんです。
ここが判断出来ない時、移動平均線から方向性が判断できないとき、僕はトレードしません。
はっきりと流れが確認できないと僕のトレードは優位性が失われますからね。
勝つかどうか分からないただのギャンブルになるということです。
前提条件として、ゴールデンクロス・デッドクロスからの流れをみて判断していくんです。
短期線が長期線を上下に抜くということの意味
ゴールデンクロス・デッドクロスは移動平均線の交差。
ですが、ただ単純に線がクロスしただけ、という話ではありません。
その裏にある値動きの意味を理解して使うことで、「ゴールデンクロス」「デッドクロス」は何倍にも活きて来ます。
移動平均線は一定期間の値動きの平均という話をしましたね?
ゴールデンクロス・デッドクロスの判断には2本以上の期間の違う移動平均線が必要だという話もしました。
この2本というのは多くの場合、短期間の移動平均線と長期間の移動平均線です。
なぜこういった離れた期間の移動平均線を使うのか?
それは短期の値動きが長期の値動きに比べてどうなっているか?ってのを見るためです。
例えば「5日移動平均線」と「20日移動平均線」の2つを例にして見ましょう。
5日平均線とは5日間の動きの平均ですよね?
で、20日平均線は20日の平均。
FX市場の取引は土日を除いた月曜〜金曜までの5日間、つまり一週間なんです。
5日移動平均線は一週間の値動きの平均ということです。
で、一ヶ月は4週間ですから取引日は5日間(1週間)×4週間で20日間。
つまり20日移動平均線は一ヶ月の値動きの平均というわけです。
で、ここからが大事。
ゴールデンクロスは短期線が長期線を上抜いた状態のこと。
ということは短期間の平均価格が長期間の平均価格を上抜いた、ということ。
つまり、短期の買いが強まった=これから買われ始めるかもよ?ってシグナルになるんです。
デッドクロスはその反対。
短期の平均価格が長期の平均価格を下に抜いた、ということは?
短期の売りが強まった=こっから売られ始めるかもよ?ってことです。
これがゴールデンクロス・デッドクロスを売買シグナルにする理由です。
ね?単純だけど、これだけでトレードするのはちょっと・・・ってなるでしょ?
ただ、値動きのきっかけにはなりますよね?
短期の移動平均線のほうが反応は早いですから。
ですが短期間の平均ですから当然ダマシを伴った動きが多くなります。
そこでダマシを少なくするために期間を長くするっていう方法もあります。
長い期間の平均の方が値動きの信憑性は上がりますからね。
例えば短期の平均を10日間(2週間の平均)にして長期を40日間(2ヶ月の平均)にしたりとか。
もっと長い期間、短期線を20日(1ヶ月の平均)にして、長期を120日(半年間の平均)にしたり、
短期を40日(2ヶ月平均)、長期を240日(1年間の平均)にしたりとか・・・。
こうすることでダマシを減らしていくことが出来ますよね。
ただ反面、売買のシグナルはそれだけ遅くなりますし、極端に頻度が少なくなってきます。
トレードの機会を逃すことも多くなるでしょう。
期間を長くすればするほど、短期的な動きを捉えることはむずかしくなりますからね。
ぶっちゃけ、この移動平均の期間というのはトレーダーそれぞれ。
正解ってのはありません。
大きな動きだけを捉えるスタイルなのか、短期の動きを捉えるのか?で変わってきますから。
この期間ってのはもう自分で検証していくしかないです。
どの期間が自分にあっているのかは自分にしかわかりません。
トレードする時間帯も時間軸も人それぞれ違いますからね。
ただゴールデンクロス・デッドクロスの動きの意味を知ることで、移動平均線の期間の検証はしやすくなりますよね。
短期線と長期線が交差する意味、ゴールデンクロス・デッドクロスは市場が今どうなっているかの判断に使うんです。
ただ単純に売買シグナルとしてしか使えない、というわけではありませんから。
ぜひ、ゴールデンクロス・デッドクロスの意味を理解して、取引に役立ててみてくださいね〜^^
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