損切りとは?損失を確定することではない

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損切り・・・それは最強の手法。

損切りはすべてのトレーダーが使うものであるからこそ、損切りを極めることが優位性を高める唯一の方法だと僕は思っています。

値動きがこうなったら仕掛ける、とか

この動きをしたらこう、とか・・・

そういったものは正直どうでもいいです、損切りに比べたら。

未来のことはわかりません。

確率でトレードしている以上、

「ダメだったらすぐに切って、うまく行ったら伸ばす」

それが確率を追う、ということ。

今回の記事ではこの

「ダメだったらすぐに切る」

という点についての僕の考えを。

損切りは損を確定する、といったネガティブなことじゃないんです。

ゲームの一部であり、ルールのひとつ。

ゲームのルールだからこそ、破ればゲームオーバーです。

目次

損切りとは?

損切りとは、一般的に

「損失の出ているポジションを見切り売りして損失額を確定すること」

を指します。

損しているポジションを切ることから“損切り”

この“見切り売り”という点がポイント。

例えば買いで入ってすぐに価格が下がったとします。

どんどん価格は下がり続ければ当然それに比例して損失も増えます。

無限に拡大する損失額を黙って見ていれば口座は破綻しますよね。

そうなる前に見切りを付けて損を確定するのが「損切り

値動きを100%当てることはできません。

トレードは確率を追うゲームなんです。

確率を追っている以上、正しいときもあれば間違っているときもある。

ただトータルで資金がプラスになればいいわけです。

確率ってのは数をこなせばこなすほど収束します。

100回のトレードのうち51回正しくて49回間違っていれば理論上は勝てるわけです。

ただしこれは勝ち額と負け額が同じ、もしくは勝ち額のほうが多い場合に限ります。

51回勝ち、49回負けても勝ち額よりも負け額が多ければ期待値はマイナスになります。

つまり、損失額よりも利益の比率を多くしなければいけません。

これは利益を増やすのではなく、損失額をへらすことでも同じことが言えます。

この損失額を減らす、ということが「損切り」の役割。

見切って損を確定する、ということではなくて

「より多くの利益を残すためにポジションを閉じる」

というだけなんです。

トレードでコントロールできるのは損失額のみ

トレードは確率。

勝つときもあれば負けるときもあります。

なので有利な方向に動いたときはできるだけ多く利益を残す必要があり、反対に不利な方向に動いた場合、できるだけ損を抑える必要があります。

利益と損失の比率をコントロールすることで資金が残る確率を有利にするわけです。

ただし利益の大きさはコントロールできません。

価格がどこまで伸びるかなんて誰にも分かりませんから。

コントロールできるのは損失の大きさだけです。

ポジションを保有するか切るかの判断は自分でできますからね。

なので損切りはポジションに見切りをつけることではないんです。

損切りはポジションに見切りをつけることではない

僕の中での損切りは保有しているポジションが上手くいかなかったから切る、ということではなく、

「確率を有利にするためのポジションコントロール戦略」のひとつです。

利益と損失をコントロールするために使うもの。

利益に比べ、損失を減らせば比率としてはプラスになります。

でかい利益を生み出すことがトレードじゃありません。

コントロールできない動きを頼りにトレードすることはギャンブルと同じです。

唯一コントロール出来る”損失額”をへらすことで、上手くいったトレードがより多くの利益をもたらしてくれるんです。

損切りはトレードというゲームの中でのルールなんです、僕の中で。

大きな利益を出すゲームじゃなくて、出た利益をどうやって守りながら続けていくか?

資金を守るために唯一、僕らに許されたプレーヤー側に有利なルールなんです。

損切りは唯一プレーヤーに有利なルール

このゲームは大きな値動きを当てるゲームじゃありません。

ギャンブル要素の強いゲームではないんです。

ギャンブルは勝つか負けるか運任せ。

確率的なエッジ(優位性)がありませんからね。

でもトレードは損失と利率をコントロールすることで、こちら側に確率的なエッジをもたらします。

トレードは決して運任せじゃないんです。

もちろん大きな動きは運も絡んでくるかもしれません。

どれくらい動きくかなんて誰にも分かりませんから。

ただ損失の大きさは運はまったく関係ありません。

だって自分でコントロール出来ますから。

だから損失額を上手くコントロールできれば出来るほど、このゲームを有利に進めることができるんです。

唯一プレーヤーにコントロールすることを許された有利なルール。

有利なルールであれば使わない理由はありません。

ゲームを続けていく上で有利なルールは使わないと。

利益の大きさはコントロールできませんが、損失の大きさはコントロールできます。

損失の大きさをコントロールすることで、手元にお金を残すんです。

手元にお金が残れば次のトレードに資金を回せます。

効率的に資金を管理し増やすのがこのゲームの目的。

そのために損失額を減らすのが「損切り」

それに、ゲームにはルールはつきものです。

ルールを守れないならゲームオーバーです。

ルール違反ですからね。

口座資金のパンク、という形でゲームオーバー。

損切りは、「損を確定する」といったネガティブなことではなく、

「利率と損失の比率を有利にするための手段」

このルールを上手く使うことで利益を残せるはずです。

参考にしてみてくださいね。

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