米国株銘柄分析、今回は【アップル(Apple)】
企業情報
【アップル(Apple)】は言わずとしれた米国大企業で、GAFAと呼ばれる米国巨大IT企業の一角。
アップルと聞いてまずはじめに浮かぶのが「アイフォン(iPhone)」ですよね。
今や僕らの生活に欠かせない、必需品でもある”スマホ”
そんなスマホ市場の中で圧倒的な存在感を放つのが「iPhone」
メーカー別の世界シェアを見てみると、アップルの市場シェアは2021年で39.6%と圧倒的。
OS別で見ても28.2%と、世界のスマホの四分の一を超える数が「iPhone」だということが分かります。
とくに10代のシェアは圧倒的。
2022年の日本の10代の72.9%がiPhone。
アメリカの10代になると87%がiPhoneを持っていると回答。
さらにその内87%が次のスマートフォンもiPhoneにすると回答しています。
iPhoneの売上が大半を占め、製品ユーザーには
- Apple Music
- iCloud
- Apple Care
- Apple TV+
- Apple Arcade
- Apple Fitness
- Apple Card
- Apple Pay
など多様なサービスを提供。
これらの売上が全体の2割程を占めています。
アップル製品には社内で開発されたソフトウエアや半導体(M1・M2チップ)が搭載されており、ハードウエア、ソフトウエア、半導体、およびサービスを一貫してアップルが提供する、という統合型ビジネスモデルを採用しています。
「経済的な堀」が確立されており、圧倒的なブランド力も相まって2022年には時価総額世界一の座につきました。
ファンダメンタル
順当に右肩上がりで売上を伸ばしていますね。
営業利益やEPSも右肩上がりの成長。
とくに2010年あたりから加速度的に伸びています。
AppleのiPhoneが発売されたのが2007年、そこからiTunesStore、App Store、
2010年にはiPad、2011年にはiCloud・・・と次々と市場に投入します。
そのどれもが今までの業界を変えるようなサービスでした。
今では当たり前のようにあるものですけどね。
EPS成長率
EPSを見ると、2012年から2022年の10年間で、3.8倍。
10年間の平均で14.8%の伸び率。
EPSは「1株当たり純利益」ですから、年平均で14.8%ずつ利益を伸ばしているということ。
利益率
利益率もすごいですね。
営業利益でいうと、10年で27.8%。
当期利益では22.4%とう利益率。
利益率が10%を超えると利益率が高いと言われる中、10年平均で20%を超える利益率はかなり高い数字です。
配当
実はAppleって増配銘柄なんです。
2013年から毎年増配してるんですよね。
配当利回りとしては0.6%と高配当ではないですが、増配を繰り返していることから今後高配当銘柄になる可能性は十分にありますよね。
配当性向も15.5%と低く、しっかりと配当を出しつつ、内部留保として会社に残し、自社株買いや設備投資、研究費にまわしていることが分かります。
割高か割安か(PER)
PERは若干割高。
10年平均で14.8%の成長率に対して25.2倍ですからね。
(2023年3月10時点)
株価の適正価格に関しては人によって判断は違うため正解はないですが、
僕の場合、利益の成長率に対しての割合で見ます。
企業が存在できるのは利益を出しているからであって、利益を出せていないのであれば存在できません。
企業がなくなれば投資した金額はすべてパー。
だから僕は利益(EPS)の伸び率に対して何倍の値段が付けられているか(PER)を重視するんです。
そうなると現在のPERは少し割高に感じますね。
まとめ
成長性・利益率の高さ・ブランド力・財務健全性・増配・・・
とどれをとっても一流の企業として投資対象になり得る企業。
ただ、それもあってか今の株価が若干割高・・・。
だいぶ米国株価は下落基調ではありますが、それを差し引いても割高に感じます。
まあハイテク銘柄は成長期待も高いことから株価は割高になりがちです。
とくにAppleのような企業であれば誰もが注目していますから割高になるのは当たり前。
それにウォーレン・バフェットも自社のポートフォリオの4割がApple株ですからね〜。
「バフェット銘柄」として注目もされていますし。
まぁ僕は割高に感じてるんで、監視しつつ買いは見送りですかね・・・。
(上がったら上がったでしょうがない)
銘柄分析おすすめツール
今回の記事でも使った銘柄分析ツール「銘柄スカウター」
マネックス証券が提供しているツールなんですが、これがかなり便利で使いやすくでマジでおすすめ。
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