僕はチャートを分析するとき、よく「ライン」を引きます。
ラインを引くのは、
[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]どの価格帯で反発しているか?
[jin_icon_check color=”#e9546b” size=”18px”]どこの価格が市場にとって意識されているのか?
を見るため。
同一ライン上で反転を繰り返している場合、そこは支持線や抵抗線と呼ばれるものになります。
何度も反転しているってことはその価格帯に売買が集中しているってことですからね。
売買が集中しているということは、そこで買い方と売り方の攻防がある、ということ。
買い方と売り方の攻防が支持・抵抗となりますから。
そういった点を見るために基点となった価格をラインで結んでいくわけです。
定義されているラインは様々ありますが基本は2つ。
- トレンドライン
- 水平ライン
この2つの組み合わせが様々なライン、チャートパターンを定義します。
今回はこのうちのひとつ、「トレンドライン」について解説していきます。
トレンドラインとは?
まずトレンドラインとは、
高値同士、または安値同士を結んだ線
のことを言います。
そもそも”トレンド”とは一定方向への動きのこと。
【右上に向かって高値安値が切り上がっていれば上昇トレンド】
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右下に向かって高値安値が切り下がっていれば下降トレンド
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となります。
ただし、一直線に伸びることはありません。
高値と安値がジグザグに推移します。
その際、上昇トレンドであれば右上に価格は切り上がっているわけですから、安値同士を結ぶ線が引けます。
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これが上昇トレンドライン
下降トレンドラインはこの逆で
価格が切り下がっているわけですから、高値同士を結んだ斜めが線が引けます。
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価格の推移に合わせて斜めに引けるラインが「トレンドライン」
このライン上で何度も反転を繰り返し、価格が推移している場合にトレンドラインが機能していると判断できるわけです。
トレンドラインの引き方
※ここから上昇トレンドラインで解説していきます。
下降トレンドラインはこの逆です。
トレンドラインは安値同士、または高値同士を結んだ線になります。
なので、最低でも3点以上、安値を結ばなければ「トレンドライン」とは言えません。
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基点となった安値と次の安値を結んだだけではトレンドラインとして機能するかどうか分からない、ということです。
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基点が2つだけだと、どうにでもラインは引けますからね。
2点を結んだ線上でもう1度反転が確認できた場合にはじめてそのトレンドラインの有効性を確認できるわけです。
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トレンドラインを引くときの注意点
トレンドラインの引き方については説明しました。
ですが、一つだけ注意点があります。
それは、トレーダーの主観が入る、ということ。
人によって見方が変わってきますから、明確な定義付けができないんです。
トレンドラインを引く際は、押しや戻りを繰り返しながらジグザグに推移する価格の動きに合わせてラインを引きます。
その際、ローソク足の形状に合わせてトレンドラインを引くんですが、ローソク足の形は一定ではありません。
それぞれで実体の長さ、ひげの長さが異なってきます。
トレンドラインを引く際に気をつけなければ行けないのは、
- 実体に合わせて引くか?
- ひげに合わせて引くか?
という点。
これに関しては正解がありません。
トレーダーによって見るポイントが違いますからね。
ヒゲを無視し、実体しか見ないという人もいますし、
ヒゲに引くという人もいます。
なので基本的にトレンドラインは厳密な正確さ、というのを求めることはむずかしいんです。
定義がない以上、支持線や抵抗線として見るのではなく、あくまで流れを見るために使ったほうがいいですね。
チャートパターンやトレンドの定義である「高値安値の更新」という部分をみていくことに使ったほうがいいです。
トレンドラインは流れを見るために使う
トレンドラインは、高値同士、または安値同士を結んだ線のこと。
ですが、結んだラインはトレーダーの主観、つまり人それぞれで見方が変わってきます。
なので、トレンドライン自体を支持線・抵抗線として見ていくというよりは、市場の流れやチャートパターンを見ていくことに使っていくべきですね。
もちろんその使い方が正解ではありませんし、トレンドラインのみで勝っているトレーダーもいます。
ただ正直、僕にとっては
トレンドラインを中心に戦略を組み立てていくことにエッジ(優位性)を見出すことができなかったんです。
僕らはあくまで確率を追って、期待値を積み重ねることで資産を成長させて行きますからね。
確率的なエッジを見いだせなかった以上トレンドライン中心でのトレードをやめた、というだけです。
教科書どおりに使う必要はどこにもありません。
僕はあくまで流れ、チャートパターンを見るべきもの、として使っているだけ。
以上、トレンドラインの基本についての解説でした。
参考にして見てくださいね。
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