今回の記事は「水平線」について。
僕のトレードは、この「水平線」を軸に戦略を組み立てます。
- 相場の支持線・抵抗線
- ブレイクアウト
- 利確・損切
これらすべてを僕は「水平線」を使って判断しているんです。
水平線は”価格”という絶対的な基準にラインを引くので、うまく使えば本当に水平線だけで利益を出せるようになります。
この記事ではそんな「水平線」の基本と引き方について解説していきます。
しっかり基本を抑えて取引に役立ててくださいね。
水平線とは?
まずはじめに、水平線とはその名の通り、チャート上に引いた水平なラインのことを言います。
以前、トレンドラインに関して解説させていただきました。
その際、トレンドラインはトレーダーによって引き方が変わる、と解説しました。
ローソク足の実体に引くのか?ヒゲに引くのか?という点。
トレンドラインはヒゲに引くか、実体に引くかで全く別な引き方になってきます。
角度も変わってきますし、そもそもトレンドラインとして機能しているかどうかってのも引き方によって曖昧なものになります。
ですが、水平ラインはトレンドラインと違って、決定的な違いがあります。
それは、
“水平ラインは価格帯に引ける”
という点。
トレンドラインはローソク足の実体、もしくはヒゲという部分にしか引けないので、斜めの線になります。
ですが水平線は引けた時点で、どの価格帯で反発しているか?という点が分かります。
例えば、1ドル100円の辺りで何度も反発していたら100円の価格帯に水平なラインが引けますよね?
この絶対的な価格に引けるという点が水平ラインの利点なんです。
トレンドラインのようなトレーダーによって引き方が変わるものではなく、価格という事実に基づいた線が引けるんです。
反転は2点を確認できればいい
水平ラインは価格に基づいた線。
トレンドラインは斜めの線なので、3点以上を結ぶことで有効性を確認できると解説しました。
ですが、水平線は価格帯に引けます。
なので、反転するポイントは2点以上でいいです。
もちろん、3回、4回と同じ価格帯で反発していればそれだけ重要な支持線・抵抗線と見れます。
ただ2回、同一価格で反発を確認できた時点で、その価格が市場にとって意識されている可能性って言うのは高くなります。
意識されていなければ、同じ価格帯で反発が起こる理由がありません。
何かしらその価格帯に意味があるから反転しているわけです。
つまり、その価格帯が支持線・抵抗線となっている可能性は高い、ということ。
明確な数字として見れる価格帯で反転している時点で、そのラインを基点に戦略を組み立ていることができるんです。
支持線・抵抗線として使えるのは水平線のみ
水平線が引けるということはその価格で止められている、ということ。
つまり、その価格帯が相場の支持線・抵抗線になっている確率が高い、ということです。
反転を繰り返している価格ですからね。
明らかにその価格で何度も止められていれば、それだけ強力な支持線・抵抗線になっている可能性は高まるんです。
逆に言えば、支持線・抵抗線として見れるのは価格以外ありません。
トレーダーによって引き方が変わるトレンドラインやチャートパターンなどと異なり、価格は唯一絶対のもの。
価格はトレーダーによって見方が変わる”変数”ではなく、変えようのない”定数”ですから。
1ドル100円で何度も止められているのであれば、
100円という価格が支持線・抵抗線になる、
ということです。
これが斜めのトレンドラインとなると、価格という定数がない以上、信頼度は落ちます。
だから、支持・抵抗として考えるのは水平線だけでいいんです。
ブレイクアウトの基点として見る
価格という変えようのない定数で何度も止められている部分が支持線・抵抗線。
ですが、その価格もいずれは超えていきます。
これが「ブレイクアウト」と呼ばれるもの。
斜めに引いた「トレンドライン」でもブレイクアウトは定義できますが、やはり信頼度は落ちます。
トレーダーの主観で引いたラインをブレイクしたところで、
- そのブレイクが本当に有効なのか?
- 市場に意識されていたラインだったのか?
という点で疑問が残りますからね。
ですが水平線のブレイクに関しては話は別。
主観で引いた線ではなく、価格という定数を超えていますから、信頼度はぐっと上がります。
何度も反発している価格、例えば1ドル100円をブレイクしたら嫌でも市場はそこに反応します。
そこから動きが加速するか、ダマシとなって戻るかはそのときの状況になれないと分かりませんが、
少なくとも100円という絶対的な価格を抜いた時点でそこに売買が集中する可能性は高いですよね。
なのでブレイクアウトの基点として考えるのも水平線だけで十分なんです。
上手く使えば水平線のみで勝てる
水平線はトレンドラインやチャートパターンと違って絶対的な「価格」という数字が見えます。
人によって引き方が変わってくる斜めの線ではなく、水平な線なので、
どの価格帯が市場に意識されているか視覚化できますからね。
僕が「水平線」を軸に戦略に組むのはこれが理由。
人によって見方や引き方が変わるものではなく、価格という裏付けがある部分を中心に考えていくのは確率を追っていく上で大事なんです。
変数を軸に戦略を組むと確率がぶれます。
ですが変えようのない定数を軸に考えることで、一定の確率を出せるようになります。
一定の確率でトレードを繰り返していけば確率は収束していきますからね。
定数を使うことで、その戦略が確率的に有利かどうかもわかるわけです。
これが期待値を積む、ということ。
上手く使えば水平線だけでFXは十分に勝てます。
価格という変えられない定数を軸に戦略を立てますからね。
以上、参考にしてみてくださいね。
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