なぜ投資が必要?小学生でも理解できるその魅力とメリット

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こんにちは!渡辺です。

現代社会において「貯蓄から投資へ」という考えが若年層を中心に徐々に広まってきています。

ですがそもそもなぜ政府が推進するほど「投資」というものが必要なんでしょうか?

ここを履き違えると「思ってたんとちゃう・・・」となってしまうわけです。

長い目で見れば現金で持っているより良い利回りなのにやめちゃう。

それは非常にもったいない!

ということで今回の記事では

  • なぜ投資が必要か?
  • 投資の目的は?

という点を掘り下げていこうと思います。

目次

資産運用の目的

僕はこうして投資に関する情報をメインで発信していますが、そもそもなぜそこまで僕が「投資」というものを必要としているかというとやっぱり「お金」なわけです。

お金を稼ぎたい、というよりお金を現金として持っているとお金そのものの価値が目減りするから。

せっかく稼いだお金が現金としてもってると価値が年々価値が下がり続ける。

長ーい目でみると年2〜3%程度目減りしていきます。

物価が上がり貨幣価値は下がり続ける。

要は「インフレ」と呼ばれるものです。

物価は上がり現金の価値は下がる「インフレ」

物価が上がりそれに伴って貨幣価値の下がる「インフレ」

簡単に説明すると、今まで100円で買えていた「あんぱん」が120円出さないと買えなくなってしまう。

これはあんぱんの価格が上がっている(物価が上がっている)というだけでなく現金の価値が下がっているということにもなります。

今まで100円の価値があったものが20円下がっているということ。

これが長い期間で見ると年2〜3%の速度で進んでいるんです。

今年の100円は来年には98円、10年後には80円です。

実際この数字ってかなり正確で10年前よりあきらかに物価は上がっていますよね。

つまり現金として持っているよりそれ以外の資産として持っていたほうがいいんです。

投資利回りとインフレ率との差

現金として持っていると価値が下がり続ける、ということはわかったと思います。

ではここで投資の利回りについて簡単に説明します。

米国の株価指数の代表格である「S&P500」を比較してみましょう。

(株価指数とはチョー簡単にいうと特定銘柄の株価の平均のこと。日本だとニュースでよくやってる日経平均とか。日経平均は日本で上場している中で選ばれた225社の株価平均。S&P500は米国の代表的な500社の株価平均)

で、このS&P500の平均利回りは大体年7%程度です。

インフレ率が2%でS&P500利回りが7%なので、単純計算で9%も得していることになります。

現金だと年2%減っていくのに対して市場平均に投資するだけで7%プラス・・・。

資産をどっちにおいておくほうがいいかは明確ですよね。

資本収益率と経済成長率

さて、ここで経済の成長に関して少しだけ。

あなたはフランスの経済学者である「トマ・ピケティ」という人物を知っているでしょうか?

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このトマ・ピケティ氏が唱えた「r>g」という法則があります。

「r」は資本収益率を示し、「g」は経済成長率を示します。

ここでいう資本収益率とは投資によって得られる利益のことを差し、経済成長率とは労働によって得られる利益のこと。

「資本収益率>経済成長率」つまり「投資の利益>労働収入」になるよ、という法則なんです。

トマ・ピケティ氏によると、「r」の資本収益率(投資利益)が年に5%程度であるにもかかわらず、「g」の経済成長率(労働による賃金)は1~2%程度しかなかったということです。

この式が意味することは、資産運用により得られる富は、労働によって得られる富よりも利益率が高く、それによって資産の成長も早いということです。

つまり労働収入だけではいつまでたってもジリ貧で、資産を増やすには資本収益を得ないと無理だよってこと。

いい変えれば投資によって利益を得ている人は資本収益率の成長によって裕福でありつづけ、労働による収入だけに頼ってる人はいつまで経っても貧しいままだよってことです。

もっと詳しく知りたければピケティ氏の書籍「21世紀の資本」を読むといいです。

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ただ、めちゃくちゃ分厚い本(700ページ超え)なので、活字慣れしていない方はちょっとキツいかも・・・。

そういった方はマンガ版を読むといいです。

要点がまとめられているのでこちらもおすすめ。

基本的に世界の経済は右肩上がりに成長する

最後に、基本的に経済は右肩上がりに成長します。

  • 今後、移動手段は馬車、という時代が来るでしょうか?
  • 連絡手段は手紙だけ、という時代が来るでしょうか?
  • 明かりはローソクだけ、という時代は来るでしょうか?

おそらく来ませんよね。

今後、さらに生活を便利にする技術革新が生まれてくるでしょう。

今でいうとchat GPTなどの「人工知能(AI)」でしょうか。

一昔前までは考えられない技術が生まれ続けています。

これが経済は右肩上がりに成長し続ける、ということです。

この経済成長の恩恵を受けるのが投資、というわけ。

世の中を変える素晴らしい技術や商品サービスを持っている企業に投資することで成長の恩恵を受けとることできるわけです。

これが投資の大前提の考え。

株価の値上がりを予想して買うわけではなく、素晴らしい企業の成長を買う、ということです。

ここを履き違え、株価ばかりを見ていると「なんか思ってたんとちゃう・・・」となるわけ。

そりゃそうです、爆発的に成長し続ける企業だって1日2日で2倍や3倍になるわけがありません。

2年、3年、もっというと5年や10年かけてやっと一つの計画を達成するわけです。

時間はどうしてもかかる。

ですが投資の神様と呼ばれる「ウォーレン・バフェット」氏が言うように、優れたビジネスにとって時間は味方です。

5年10年成長し続けるわけですからね。

  • 買うのは企業であって株価そのものではない
  • 企業の成長には時間がかかる
  • 成長し続ける企業を買って保有し続けることで恩恵を得る

考えてみれば当たり前のことですが、これを前提において投資していきましょうね。

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