証券口座を開設し、買いたい銘柄も決まっている、あとは買うだけ!
なのに注文方法が沢山あってどれ選べばいいかわからない…
と、お悩みのあなた。
ぶっちゃけ注文方法は一個だけ覚えればいいです。
指値や逆指値とか必要なし!
成行注文だけでOK!
というより成行が最もベストな注文方法なんです。
※この記事では”買い”だけに焦点を絞っています。
売りに関しては別記事で詳しく解説予定。
注文方法は3種類!
今ある価格で買うのが成行注文
成行注文とは現在価格で注文を出すやり方。
ぶっちゃけこれが一番シンプルで最も合理的な注文方法です。
なんでかっていうと”今すぐ買える”から。
企業が今後成長し続ける、と考えて株式を買うわけですから今買うのが一番割安に買えるわけです。
もちろんこの先一直線に伸び続けるわけではありません。
株価は上がったり下がったりするものですからね。
ですがビジネス、という観点から見れば気まぐれな株価の変動よりも現在のビジネスとその会社の将来、業績に目を向けるべき。
その会社が今よりも成長していると確信できるなら予想できない株価の上下動は気にせず、今買うべきなんです。
成行注文のデメリット
成行注文のデメリットは高く買ってしまう場合があること。
現在価格が注文するわけですが株式市場はたくさんの人が取引している場。
様々な注文がたえず入っているわけですから処理の都合上、現在価格で買えない場合があるわけです。
例えば現在価格が1株100円のときに成行注文を出したとしましょう。
その時大量の注文が入ってきたことで株価は105円に上がりました。
すると100円で注文したはずが105円で買うことになるわけです。
高く買う羽目になるわけですね。
成行”注文”ですから、あくまで今の価格で注文を出すだけです。
注文を出してからも株価は常に動いているわけですから実際に買い付けるのは動いたあとの現在株価。
今提示されている価格で買えるわけではないんですね。
いくらでもいいからとにかく買える値段で買う、というのが成行注文なわけです。
もちろんこれが1株あたり95円とかで変える場合もあるので一概にデメリットとは言えず、市場の流れ次第で安くも高くも買えるのが「成行注文」です。
今より安い値で注文を出す指値注文
指値注文は現在の株価よりも安く買う方法。
株価は上がったり下がったりするものです。
そういった変動を考えて少しでも安く買うためにだす注文が「指値注文」
(今より安い価格を提示して株価がそこまで落ちたら買う)
例えば現在の取引価格が1株100円だとします。
ただしあなたは今よりもう少し安く買いたいと思っています。
そこで株価が90円になったら買う、と注文を入れることが「指値注文」
現在株価よりも安く買えるのが大きなメリットです。
指値注文のデメリット
指値は確かに安く買えることがメリット(無駄に高いお金を払わなくて済む)
ただ株価が指定した価格まで下がるかはわかりません。
最悪、注文が通らず株価は上がり続ける、という自体も起こるわけです。
ほしかった企業がいつまで立っても変えない機会損失が生まれるわけです。
板を使って注文が多く入っているところを見て指値をいれ注文が通る確率を上げる、といった方法もあります。
むしろ指値を使う人はこの板を使って注文の量を見極めやすく買えるところに注文を仕込みます。
ただ僕個人としては板を見るより企業業績やビジネスを見たほうがいいと思っています。
短期的なデイトレードで少しの利ざやを取るなら板を使って少しでも安く買うべきですが、会社の一部を買い、長期的にビジネスに投資する、という考えなら板を見るよりビジネスを見て買ったほうがずっといいです。
板を見る、という行為にリソースを割くと価格ばかりが気になりますからね。
株式を買ったらその会社のオーナーの一人になる、という基本原則は忘れないことです。
買うのは株価ではなく会社ですからね。
今より高い価格で注文を出す逆指値
最後に「逆指値注文」
この注文は指値と逆で、今ある価格よりも高くなったら買う、というやり方。
指値は今より安く買うために出す注文方法ですが、逆指値は今より高い価格になったら買いをいれるための注文方法です。
例えば現在価格が100円で、これが105円に上がったら自動的に買う、というやり方。
このやり方は安く買うことを目的とするわけではなく、買いが集まって価格が上がり始めたタイミングで買う、というやり方。
上がり始めたタイミングで買うわけですから、株価が低迷しているときに投資し資金を寝かせておく、という機会損失がなくなるのがメリット。
どちらかといえば企業業績による売買判断ではなくテクニカルに比重をおいた注文方法。
企業業績に価格帯という概念はないですからね。
株価が105円を超えないからといって業績はそこで頭打ちになるか、と言ったらなりませんからね。
逆指値注文のデメリット
今よりも高い価格で買う、というやり方ですから安くは買えません。
少し高い価格で買うことになります。
ただ企業が伸びると考えて株式を買うわけですから、多少高く買うのは問題ありません。
企業が成長し株価が今後10倍、20倍と上がり続けるなら多少高いタイミングで買っても問題ありませんからね。
それに上がり始めるタイミングの見極めは正直むずかしいです。
上がったらすぐにまた下げる、という自体は往々にしてありますから。
注文方法よりも考えることはひとつだけ
ここまで注文方法を簡単に説明してきましたが、ぶっちゃけ注文方法やタイミングをとることに時間をかける必要はないです。
集中すべきはひとつ「良い企業を買う」という点。
2年3年、5年10年先に今よりも成長している企業を買えば指値や成り行きの僅かな価格差なんて気にしなくていいです。
10年後に10倍に成長していれば1%や2%の違いなんて微々たるものです。
会社を買うわけですから現在株価の1%2%の変動は気にする必要ないわけです。
それよりもそのわずかな価格をケチって買えないほうがも問題。
10倍や20倍になる銘柄を今すぐ買えるメリットを考えるなら数百円数千円をケチる必要ってないですよね。
だから僕は「成行注文」しか使わないんです。
素晴らしい企業があるならすぐに買いたい。
(あまりに高すぎる価格じゃない場合に限ってですが)
全体的に割安であったり、一時的に投げ売りされて安く買えるなら迷わず買いにいきます。
1%2%の変動は日々あります。
会社の一部を買うのにそんなノイズのような変動を気にする必要はありませんからね。
10年後に上がってるなら今の価格がもっとも割安
素晴らしい企業を適切なタイミングで買う。
ここだけに集中しましょう。
指値や逆指値とかを気にして適切なタイミングを逃すほうがもったいない。
例えば欲しいものがあって、値引きされるまで待っているとしましょう。
ですが人気商品のためなかなか値引きされません。
需要があるためその後もどんどん値上がりしていきます。
で、あなたはこう思う。
「あぁ、あの時買っておけばよかった・・・」
その後もどんどん値上がりし、やっと値引きされる頃には新製品が出ていたり、機能的に古くなっていたりですでに価値がなくなっている・・・。
これとまったく同じことが株式市場でも起こっているんです。
あれこれ考えて買い時を逃すのは本当にもったいない。
集中が削がれるのであれば1つに集中です。
参考にしてみてくださいね。
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